民主党北海道は1月28日、札幌市内で第13回定期大会を開催し、2006年度活動方針、機構改革に伴う人事案件などを承認した。 開会にあたり鉢呂吉雄代表は、「道民に対して顔の見える、そして問題意識を共有して、解決に乗り出す現場主義を党員一人ひとりが持ち合って、北海道第一党としての責任を果たさなければならない」と挨拶し、道政奪還、道議会過半数獲得に向けて、選挙に勝つ態勢をつくるために、各地域が積極的に諸行動を展開し、行動する党へ大きく転換する必要があることを訴えた。 来賓として鳩山由紀夫本部幹事長、渡部俊弘連合北海道会長、西原淳一北海道農民連盟委員長が出席。議長は、旦尾英樹代議員(第2区総支部)、加藤喜和代議員(第10区総支部)が務めた。 大会は代議員からの発言等を踏まえ、「結党の基本理念と基本政策をもとに自民党との対抗軸を明確にする」などを盛り込んだアピールを採択し閉会した。 大会は、05年度党務報告、国会及び道議会報告の後、「道政奪還に向けた政策の形成」「選挙に勝利するための態勢づくり」「期待され信頼される党づくり」を重点課題とした2006年度活動方針、2005年度会計決算と2006年度会計予算、規則・規程の一部改正、第44回衆議院選挙総括、第16回統一地方選挙及び第21回参議院選挙闘争方針を議論し、全て原案通り決定した。また知事選に向けた「北海道マニフェスト(一次案)」を公表した。
略(2005・11・5号に掲載済み)
1 特徴的な情勢と活動の重点について ●第一に、道政奪還にむけた政策の形成
略
1 民主党北海道総支部連合会規則
1 民主党本部の衆議院選挙候補者の選定基準
1 第16回統一地方選挙闘争の推進について
(1)第11回定期大会(05年1月22日)の「第16回統一地方選挙闘争基本方針」に基づき、選挙対策委員会と連携し、候補者の擁立作業を行ってきたが、本定期大会で候補者の第1次公認・推薦には至らなかった。
2 第21回参議院選挙闘争の推進について 3 機関会議の招集について
◆昨年9月衆議院選挙は全国的には大敗北したが、得票数から言えば野党が上回っている。選挙制度を考えれば、このような大差がつく選挙もあり得る。前回以上に全国のみなさんが民主党に支援してくれたわけで、結果を悲観的に捉えるのではなく、前向きに捉えて、今後とも一層の奮起が求められる。
◆勝因の一点目は、民主党北海道が道民の意見をきちんと捉え、日常活動を強化してきたこと。政策的には小泉構造改革に対して、その本質をしっかりと捉え、マニフェストに基づいて、反撃をきちんとした。本物の改革は政権交代によって、民主党が断行することを強く訴えた。 二点目は、連合北海道や北海道農民連盟など支援団体と、太いパイプの絆をもってきた。選挙当初から危機感を持って非常事態宣言を出し、みなさんと連携を保ってきた。これからも民主党北海道は、連合や農民連盟のみなさんと手を携えて、これまで以上に道民にきちんと対応していく。 三点目は、各議員が後援会活動を含めて、全面的に選挙戦に取り組んでいただいた。この教訓を私は民主党中央に対して、きちんと申し上げることができると考えている。同時に、候補者が後援会を使って幅広く道民の意見を受け止めて、後援会活動や選挙に生かした。企業や各団体、個人のみなさんとの連携で、小泉劇場と言う逆風の中を乗り越えることができた。必ずしも圧勝ではなく薄氷を踏む思いだが、競り合って勝ち抜いた選挙戦。 ◆今後の対応は、休むことなく、安閑とすることなく、さらに次の段階において、攻めの民主党北海道の戦いの構築をしていく必要がある。まだまだ道民に、きちんとした接し方ができていない面も否めない。このことについてみなさんと認識の一致をさせていただく。得票率が上がったがその分、従来にない都市票含めて与党側に流れたということになっている。若い人や学生、組織に属さない道民、そのような人たちと更なる連携が必要。 ◆私は、会社訪問して社長に会うのが目的ではない。そこに働いている人、あるいは多くのビルに入れば、清掃など業務に派遣されている人。それらの人々には必ず声をかける。初歩的なことでありますが、これが大切なことだと思う。派遣社員とかニートとか、アルバイトのみなさんの思いが、本当にどこにあるのか? これをいつでも日常的に捉える機会はある。各議員、党員、幹部のみなさんが、そのことにも心がけていただいて、そのことをしっかりと踏まえて、政策に生かす。これがまさに日常活動だと、私は確信する。 ◆今回の選挙で本物の改革を求めたが惨敗した。しかし今年に入って通常国会直前から、潮目は変わってきたと実感。緊急世論調査で、小泉改革見直し必要ありというのが、50・6%。格差が拡大しているというのが75%。小泉政治の構造改革の光と影ということではなくて、まさに光が消滅して、影の部分、負の部分、マイナスの部分が今や、明らかになっている。このことを通常国会で民主党は国民に訴える。単に小泉政治への批判ではなくて、それを超える民主党の政策を同時につくり上げていくことが必要。地方を大切にする、あるいは格差の弱い部分にしっかり光を当てるということを具体的に、きちんと提示しなければならない。常在戦場を意識し、小泉総理を9月の総裁選といわず、その前に私たちの手で退陣させて、解散総選挙に追い込むぐらいの意気込みで頑張っていきたい。そのような気構えなくして与党三分の二の壁を打ち破ることはできない。 ◆来年の統一地方選挙、参議院選挙について。北海道が厳しいだけに、地方議員、首長についても、民主党が積極的に関わり、道民に貢献できる政治を行わなければならない。中央依存や官依存から脱し、道民が主役の政治をつくり上げるためには、今の道政を批判・検証をきちんとする中で、新たな道政をどのようにつくり上げるかについて、北海道マニフェストを立ち上げるとともに、早期に候補者を擁立し、道政奪還や道議会で過半数を得るために、全力をあげていく必要がある。 ◆民主党は地域主権、地方分権を大きな柱にしている。地方を担いうる政治家、政治をどのようにつくり上げていくかを考える必要がある。地域や住民の意思受け止める政治家を、民主党北海道の力でつくりあげておかなければならない。 ◆昨年、民主党北海道はDASH政権塾を44名、平均38歳の若き男女のみなさんで、一年間運営することができた。参加者からは、地方政治や中央政治に自ら名乗り出たいという意気込みを感じた。私どもは自ら政治をつくっていく、その人材をつくりあげていくことに、まずは全力をあげていきたい。道民に対するアピール力、意欲というものをしっかり持つ人、また道民の一人ひとりの思いを、しっかり聞き、受け止める政治家をつくっていかなければならない。 ◆知事選挙は、早い時期に公募制を提案する。合わせて公募に基づいて予備選挙も検討する。候補者として道民の目線に耐え得るような、高い水準の資質を持つ候補者を擁立していきたい。道議候補は、「道民のための政治を行う」ことを第一に考え、過半数の議席を得るために、積極的な対応をしていく。 ◆参議院選挙は、参議院でも過半数を民主党単独で得られなければ、本物の政権交代、政権運営はできない。2名区が15箇所ある。その三分の一程度は2名独占しなければ、本当の意味での参議院の勝利はない。このような覚悟で現職の小川勝也参議を先頭にして頑張っていく。 ◆民主党北海道は志を高く持ち、道民に顔の見える、そしていち早く民主党がそこに駆けつけて、問題意識を共有して解決に乗り出すという現場主義を、是非、党員一人ひとりが持ち合って、道民に対して北海道第一党としての責任を果たさなければならない。
2005年11月8日 第351回本部常任幹事会承認
衆議院議員選挙の公認候補者の選定は、「小選挙区選挙で勝てる候補者」の擁立を主眼として、以下の選定基準により行なう。
◆本 部 鳩山由紀夫幹事長
小泉改革で地域は益々おかしくなり、弱肉強食がさらに強まる。そんな危機感が高まる中、国民の思いをいかに政治の場で、国会の場で小泉首相に対して直接、ぶつけていくかということが、今年の前半で民主党に課せられた大きな課題。政権を担いうる政党として、しっかりとした提案、対案を示す必要はあるが、昨今の政治情勢を考えると国民は、しっかり追及してくれとの思いが強い。前半は追及型で徹底的に政府に対して物を申し、小泉内閣を追い込んでいく。また前原代表の、党としての結論が出ていない問題に対して、発言が続けられていることに、いささか「これは、おかしいぞ」、「おや?」と思う発言が幾つかある。党を運営していくためには、党員や国民の声によって、民主党が築きあげられていることを大事にしなければならない。幹事長として、私どものこれからの行動に期待を持っていただきながら、そして辛抱強く支えていただきたい。 ◆連合北海道 渡部俊弘会長
薄氷を踏むような勝利だが、党・労・農の三軸に加えて、道民、生活者のみなさんが、もう一軸加わっていただいたことで、今回の結果につながった。このことをしっかり受け止めて、さらに支援の拡大に向けてお互いに努力していかなければならない。全国的には厳しい状況になったが、負けたところには、負けた理由があった。脱労組というのがあるが、そのこと以前に、元々そこには党と労組の間に信頼関係があったのか。政治が本当に変わってもらわなければ、私たち働くものの生活を変えることはできない。だから連合は選挙を一生懸命する。その受け皿である、民主党が今のこの状況であれば、本当に私たちは情けない。この一語に尽きる。政策的なことは様々あるが、圧倒的多数を占めている勤労国民、その勤労国民が欲する政策は、あるいは政治とは何か。その一点をしっかり見つめていただいて、しっかりとした激論を交わして、一定の方向を早く出していただきたい。2007年の知事選を頂点とする統一地方選挙、参議院選挙。道民にしっかり訴える態勢をつくるために連合北海道は、この一年間、民主党北海道と一体となって、国民運動、道民運動、政策課題に取り組んでいく決意だ。
勝者と敗者、金持ちと貧乏人、その二極化が進んでいる状況の中で、農業も小泉構造改革による効率だけを求められることによって、WTOの農業交渉、諸外国との交渉の中で、日本農業を疎かにする交渉がどんどん進められている。国内農産物の価格は、効率だけを求められる中で、価格が引き下がっている状況にある。北海道の基幹作物である米についても、二年連続で価格が大暴落し、経営破綻に追い込まれている仲間が大勢いる。少子高齢の中で、消費の減退という事実もあるが、それ以上にやはり、効率だけを求めて、どんどん輸入されることによって、価格が大暴落している。私たちは民主党のマニフェストの中で掲げている1兆円の所得保障政策について政権交代の中でも、この実現を求めていきたい。しかし民主党がマニフェストで掲げていた1兆円の所得保障政策についても、バラマキに近いから、これを見直すことを代表が発言していた。しかし今の北海道農業を確立するためには、所得保障政策を充実させていかなければ、国土保全、環境を守ることができなくなる。そのことは大きく国民にマイナスになる。所得保障政策の実現に向けて、私たちも最大限の努力をしていく。
●郵政民営化以降の郵政事業に対する検証について。民営化以降の社員の身分や労働条件問題など、民主党がこれまで厳しく指摘してきた懸案課題は、今なお、解決された状況とはなっていない。集配事業の廃止についても、関係自治体からは、廃止によって従来行われてきたサービスの低下を危惧する声があがってきている。郵政民営化の問題は、終わってはいないとの観点から、国会でも追及していく。 ●様々な意見が出たが、民主党北海道常任幹事会としては、しっかりと受け止めて運動に反映していく。また統一地方選挙では、それぞれの地域事情を考えれば、大変苦しく厳しい状況と理解しているが、それを乗り越えて、最善・最強の候補者を擁立し北海道を変えていかなければならない。そのためには地域と十分に連携を図り取り組んでいく。
●佐野法充代議員(第3区総支部) ●比例単独上位登載の選考基準で、本部と道連のそれぞれが示している考え方について整理を図るべきだ。 ◆執行部(中澤邦彦選挙対策委員長) ●本部も道連も原則として、単独上位登載を認めないことにしている。しかし選挙情勢等によっては弾力的に検討することを、選挙総括では示している。
●赤坂伸一代議員(第5区総支部)
●星野高志代議員(第2区総支部) ◆執行部(中澤邦彦選挙対策委員長)
代議員のみなさん。 民主党は、先の総選挙において、北海道こそ過半数の議席を維持・確保したものの、全国的には結党以来初めて、改選議席を大幅に下回る敗北を喫しました。 しかし、わが国の民主主義を発展させ、国民の幸せを実現するためには、政権交代は不可欠であり、その具現化こそが民主党に課せられた歴史的使命です。 2006年、私たち民主党は、決意を新たに、結党の基本理念及び基本政策をもとに自民党との対抗軸を明確にし、真に国民・道民に信頼され、期待される政党として成長を果たし、次期総選挙での政権交代実現をめざします。 道民のみなさん。 今日の閉塞状況を打ち破り、道民一人ひとりの夢と希望を取り戻すためにも、国政、及び道政における政権交代を急がねばなりません。
◆専従役職員の任務分担 松尾信弘〜財政、選挙対策委員会、会館 松井 豊〜政策調査委員会、自治体議会委員会 永田博明〜道民運動委員会、男女平等参画委員会、組織・団体交流委員会 小松 昭〜総務、会館、宣伝カー 成田 恵〜財政、総務 西村正裕〜選挙対策委員会、組織、組織・団体交流委員会 日置大助〜企画、広報・機関紙、HP 中村 剛〜政策調査会、自治体議会委員会 水野清美〜男女平等参画委員会、組織・団体交流委員会、NPO 鹿糠浩之〜道議会民主党・道民連合政策審議会出向
民主党北海道は1月27日、札幌市内で「2006年新春パーティー」を開催した。元札幌交響楽団で活動していた演奏家によるチェロ・ピアノ演奏に始まったパーティー会場には、経済界をはじめ、支援団体、議員、支持者ら約1500人が集まった。昨年の衆議選で全国的には大敗した中で、改選議席を維持し第一党の首座を確保した民主党北海道に、集まった支持者らは、「次こそ政権交代、そして道政奪取」と期待していた。
また、正規雇用が減り、不安定なパートやフリーターなどが増え、雇用の質が劣化し続けている。さらにニートと呼ばれる若年無業者の数も増え続け、経済的に大きな二極化が進み、深刻な格差社会が生まれている。 高橋知事はIT産業の育成を掲げたが、道内の情報通信業は、01年から04年の間に事業所数が184減(マイナス8.4%)、従業員数は3,384人減(マイナス8.2%)と大きく落ち込んでいる。また、北海道観光では、来道客数が03年に前年比マイナス1.7%、04年には前年比マイナス3.8%と年々下がり続けている。 05年の道内企業倒産は負債総額が前年比37.9%増、件数は前年比55.8%増となり件数は01年以降最多となった。04年の北海道の自己破産件数は1万2,000件を超え、10万人あたりの破産者数は九州地区に次いで全国で2番目に多く、長引く景気低迷、厳しい雇用情勢が顕著になっている。
04年の北海道の合計特殊出生率は1.19と全国平均(1.29)を大きく下回っている。北海道の高齢化率は03年の18.8%から05年には20.9%と上昇し、全国平均(19.72%)よりも高くなっている。北海道の少子高齢化は全国に比べて急速に進んでいる。 道は道民の高まっていくさまざまな生活ニーズを満たす地域的なまとまりとして、道内を6つの地域生活経済圏に分ける方針を立てているが、議論ばかりで前に進んでいない。こうした中で、高橋知事は政府の方針通りの市町村合併を推し進めている。 高橋知事は地域の魅力やそこで暮らす人々の活力を引き出すことができず、地域を疲弊させ札幌圏への人口集中を助長している。地域における医療、介護、教育、子育て支援などの暮らしの安全・安心を守る施策が進んでいないために、各地域の道民は生活の不安を抱えたまま取り残された状態になっており、地方の崩壊を招いている。
市町村合併に関して、高橋知事は政府の方針通り合併を推し進めようとしたが、合併を選択したのは21地域にとどまっている。北海道の自治体は一自治体の面積が広大で、人口密度が低く、市町村は「広域連合」など多様な自治のあり方を模索し、そのことを提言しているが、高橋知事はその意向を無視している。
「財政立て直しプラン」は医療費助成制度の見直しにより、弱者を切捨て、私学助成費削減によって、子どもたちの教育環境を切り下げるものであった。 プラン策定時に、歳入、歳出の両面において見通しを誤ったことから収支不足額が拡大し、プランの見直しを余儀なくされ、プラン策定初年度から早くも躓いた。 05年11月には「新たな行財政改革の取り組み」(案)で、行政改革に対する方向性と財政構造改革に向けた取り組みを示した。しかしその内容は、07年度に達すると予想される1,800億円の収支不足を回避するためだけに人件費、社会資本整備事業費、一般施策事業費を大幅削減する、という道民生活を無視した単なる一律の歳出削減策になっており、将来(08年度以降)の財政展望を示したものではない。 今後策定を予定している「新たな行政改革大綱」では05年度からの10年間で約6,000人の人員削減を計画しているが、まず歳出削減のための人員削減であり、道庁のあるべき姿を描いたうえでの行政改革にはなっておらず、「縮小・萎縮するだけの道政」へ陥ることが危惧されている。
その後の確認監査で、国費を含む「不適正執行額」(裏金)約11億円のうち道の被った損害額は約2億4,000万円とされ、これが返還対象なったが、「使途不明金」とされた約3億9,000万円については返還対象とならず、真相は解明されていない。こうした中で、03年度の一般会計・特別会計決算はこの問題が主な理由で道議会決算特別委員会において全会一致で不認定とされた。 その後、道民の間で真相解明に向けて道議会の百条委員会設置を求めた署名運動が起こったが、高橋知事は積極的な姿勢を見せず、自らの予算監督権を放棄している。 |
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