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第四回定例道議会は、11月28日(水)に招集され、総額481億6700万円の補正予算案、道住宅供給公社への融資に対して56億3700万円を限度として損失補償する債務負担行為などを可決・承認したほか、「地域雇用対策の拡充を求める意見書」「牛海綿状脳症(BSE)関連対策に関する意見書」「太平洋炭砿の閉山に関する意見書」等を採択し、会期を1日延長して、12月12日(水)に閉会した。 わが会派は、代表格の一般質問に岡田篤(釧路支庁)議員を立て、住宅供給公社、雇用問題などについての知事の見解、姿勢を質した。 また、一般質問には土田弘(網走支庁)、佐々木恵美子(十勝支庁)、河野光彦(渡島支庁)の各議員が立ち、BSE対策、福祉問題などについて道の取り組みを質した。 なお、開会中の12月2日(日)に投開票された稚内市選挙区の道議会議員補欠選挙で当選した岡谷繁勝氏が、わが会派に加入、これで会派の議員数は33人になった。
補正予算は一般会計が493億7100万円の増額、特別会計が12億400万円の減額。 主な内容は、BSE対策で検査体制整備、焼却処理施設整備、畜産経営安定対策などで2億6700万円、緊急地域雇用創出対策で国からの交付金の基金積み立てなど157億9200万円、失業者への生活福祉資金貸付金50億円。また景気対策、端境期対策として、いわゆるゼロ国債444億5700万円、ゼロ道債83億円が組まれた。 これで、今年度の道予算は一般会計3兆2640億3300万円、特別会計2095億2900万円の合計3兆4735億6200万円となった。
岡田 篤(釧路支庁)
佐々木 恵美子(十勝支庁)
河野 光彦(渡島支庁)
滝口 信喜(室蘭市)
(1)北海道住宅供給公社について 経営状況が極めて悪化している北海道住宅供給公社について、道は第4回定例道議会開会直前の11月26日に庁内検討組織の「住宅供給公社のあり方検討委員会」で「住宅供給公社のあり方に関する基本的考え方(報告骨子)」をまとめた。 内容は、着手中の建設4事業(南郷の杜積立分譲住宅建設事業、豊平6・6北地区市街地再開発事業、買取公営住宅建設事業、季実の里土地区画整理事業)は完工させるが、新たな事業には着手せず、住宅経営事業や長期割賦事業等は、関係地方公共団体や公的団体等に円滑な事業継承を図る−などして、建設事業が終了する16年度を目途に債務処理スキームを確定するというもの。 公社は戦後の北海道での住宅供給に大きな足跡を残してきたが、「基本的考え方」では「継続事業の完了後は公社のもつ役割はその時点で終了する」と、社会的使命は失われたということが明示された。 また、この間の金融機関からの借入金について、道、札幌市が一定額の損失補償枠を設定することを条件として、金融機関に金利の低減を求めるともした。 損失補償枠は、既存資金の借換分については、金融機関が担保を設定しているものや特別の事情のある北広島市・南の里分を除く残債権のうち公社の時価資産を上限に設定するとの考え方で、道の試算では約350億円。このほか継続建設事業の新規借入に70億円が必要とされた。 道は、この方向をもとに金融機関、札幌市との交渉を開始し、継続建設事業についての道分の損失補償の設定を第4回定例会に追加提案した。 これに対してわが会派は、今回の「基本的考え方」は、抜本的処理策を事実上3年間先送りしたものであり、これまでの議会議論で「年内に具体の対応策」を取りまとめるとしたことへの約束違反−と知事、道、公社の対応の問題点を追及しながら、住宅供給公社を巡る状況の解明と今後の対応のあり方を質した。 この結果、公社の総資産は12年度末の簿価で1474億円となっているが、この時点での含み損が約517億円に達することが、予算特別委員会分科会での滝口議員の質問で明らかにされた。既に明らかにされていた長期保有地含み損386億円に、賃貸物件の評価損や住宅ローン債権の回収不能見込額など131億円が加わる。また10月末での借入金総額は1407億円(うち道内金融機関389億円、道外金融機関315億円、住宅金融公庫338億円)。 公社組織の合理化計画、長期保有地を含む資産の処分計画については、年内を目途に策定されることになった。また、既存借入金の借換等については、来年度の予算編成時までに札幌市や金融機関等との協議を整えることになった。 なお、札幌市との協議の進め方についてわが会派は、公社事業が供給戸数にして、その47%が同市内で実施されてきたなどの経緯に鑑み、単純な出資比率見合い(道80%、札幌市20%)のみでは止まらない協力・支援のあり方を探るべきと主張した。 今回、追加提案された損失補償枠は、継続事業に係る提案として会派として了承はしたが、金融機関、札幌市との協議をはじめ資産処分の実効性の問題など、流動的な要素が多く残されており、今後も継続してチェックしていく。 (2)ホッカイドウ競馬について 道営競馬は、最近の不況の影響などによって売上高が大幅に落ち込み、赤字補填のために多額の貸付金が投入されるに至っている。道は今年度から5年間の期間を設定して、道営競馬の振興策を検討するとしているが、初年度の今年も発売額は124億2800万円にとどまり、当初計画(184億円)、前年実績(141億300万円)のいずれも大きく下回り、当初予算で18億7千万円措置されている一般会計からの借入金は過去最高の30億円前後にまで膨らむ見通しだ。 来年度の開催計画は「北海道競馬経営戦略会議」や「北海道地方競馬運営委員会」で論議されるが、賞金カットなども含む超緊縮型で組まれていく可能性が強い。 本道は軽種馬の大産地であり、競馬の衰退は産地を直撃する構造にあり、軽種馬生産、競馬事業に関わる人たちの将来への不安も強まっている。 一方、公営ギャンブルの不振は、道営競馬のみの問題ではなく、農林水産省においてもこの8月に「地方競馬のあり方に係る研究会」を設置、このほど報告書の中間取りまとめを出すなど検討を進めている。 こうした状況から、わが会派は会派内に「道営競馬対策委員会」(会長・岡本修議員)を置き、道営競馬自体のあり方、さらには軽種馬産地における農業振興策などの検討を進めることにした。 第1回委員会は12月6日に開かれ、道農政部などからのヒアリングを実施した。今後精力的に調査、検討を進め、来年秋を目途に会派としての意見を取りまとめる予定だ。 (3)2002年度国・道予算について 2002年度の予算編成に向けて、各地域で実施した地域道政懇話会での要望、各議員が日常活動ですくい上げた地域の声などをもとに政策提言を行っている。 国の予算編成に向けては、11月21日に民主党北海道(中沢健次代表)、民主党北海道選出議員会(佐々木秀典会長)とで各省庁に要望活動を実施した。今回は嶋津総務省事務次官、近藤厚生労働省事務次官、熊澤農林水産省事務次官に長目の時間を割いてもらい、本道が直面する地方財政対策、雇用対策、BSE対策について本道の実情を踏まえての政策提言、意見交換を行った。 また、道に対しては各部局からのヒアリングや意見交換を進めながら、要望を策定し、12月12日に、知事に会派としての重点政策要望を提出した。今後の予算編成作業の中で政策提言、要望事項の実現を図っていく。
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