| (1)道財政について |
| ○ |
財政危機に陥った大きな要因は、景気刺激策としての公共事業の拡大と、約束した償還財源・交付税の一方的削減など、国の経済・財政政策の失敗が根底ではないか。 |
| ● |
その時々の社会経済情勢を踏まえた政策判断と考えるが、一方で国・地方双方に反省すべき点があると考える。 |
| ○ |
あらゆる事業・施策を切り詰めても道債を取り巻く環境は厳しくなるばかりであり、他地方公共団体とも連携して償還期限の超長期化等の地方債務負担軽減・整理の方策の真剣な検討を、国に要求すべき段階だ。 |
| ● |
総務省が地方債許可にあたり30年を上限にしていることから、更なる償還年限の延長は現時点では難しい。 |
| ○ |
地方交付税と臨時財政対策債の18年度見込みと、19年度以降の地方交付税のあり方について国に何を主張するのか。 |
| ● |
全国知事会でも地方交付税総額確保を訴えており、今後も老人医療費の財源措置充実とともに交付税の財源調整機能・保障機能の堅持・強化を要望する。 |
| (2)新行政改革大綱について |
| ○ |
知事がコンパクト・ガバメントという言葉に託す10年後の道庁の機能や規模の姿は。 |
| ● |
持続可能な行財政運営構造の下で道民ニーズに的確に応え得る、より簡素で効率的、機能的な体制。 |
| ○ |
道民や市町村への痛みや我慢、職員給与の縮減などを求める2年間の集中対策終了後の展望を明らかにすべきだ。 |
| ● |
赤字再建団体への転落回避が最優先であり、20年以降の見通しについては、中長期視点に立って収支の均衡した財政運営を目標に取り組む。 |
| ○ |
政策評価の基本的考えに異論はないが、当面の事業や施策への評価の姿が見えない。評価結果による優先度の決定を行なうためにも、国や市町村、道民を巻き込んだ仕組みを構築すべきだ。 |
| ● |
取組み案では制度の一層の充実を図るとしており、評価結果に基づく優先度を検討する仕組みの充実に向けて、合理的政策の選択と質の向上に努める。 |
| ○ |
「官から民へ」の観点について、経費圧縮の財政への寄与のみの視点ではサービスや雇用の劣化をもたらすだけであり、サービスの維持向上を担保する仕組みが必要だ。 |
| ● |
「官から民へ」の流れの加速で、民間ノウハウを活用したきめ細やかなサービスの提供が図れると考える。 |
| ○ |
私学は高校の3割、幼稚園で8割を受け持っているが、私学助成の道費上置措置の廃止が検討されている。そもそも国が全額措置すべきだが、知事の認識と公私での負担の格差の実態認識は。 |
| ● |
北海道の教育に重要な役割を果たしていることから、教育の維持・向上や生徒の経済的負担軽減に努めているが、納付金格差は依然として厳しい。私学助成は重要な施策だが財政が危機的状況であることから、限られた財源の効果的・効率的な配分に努め、私立学校の健全な運営が図れるよう努力する。 |
| ○ |
新幹線事業が本格化すれば他の事業・施策への更なる削減・圧迫要因と懸念するが、今後10年間の事業負担の見通しを含めた所見は。 |
| ● |
10年後完成をめざす新函館までの事業費4700億円のうち北海道負担は830億円見込まれているが、道民の理解を得ながら必要な建設費の確保に努める。札幌延伸は大きな経済効果が期待できることから不可欠。 |
| (3)新年度予算編成について |
| ○ |
経済再建策の目玉に据えた加速連携事業の掲げた課題の実現は容易ではない。職員が現場に入り込んでの取り組みがなければ不可能だ。 |
| ● |
厳しい財政状況の中で実効性の高い施策を展開するには、職員が自ら汗を流すことが必要であり、効果的な施策の展開が図られるよう道庁一丸となって取組む。 |
| ○ |
新規・見直し事業の事前評価の検討にあたっては、膨大な収支不足額を抱えての予算編成に伴う以上、取捨選択は昨年以上に厳しくなると考えるが如何か。 |
| ● |
事業の緊急性や優先性の視点を加えるなど、従前に増して選択の集中の徹底に努め、施策の一層の重点化を図る。 |
| (4)「三位一体改革」への対応について |
| ○ |
厚労省は生活保護費に手を付ける姿勢を崩しておらず、国への対抗措置を示して反対の論陣を張るべきだ。 |
| ● |
単なる地方への負担転嫁であり、到底容認できない。地方六団体が緊急申し入れを行なったが、この姿勢と軌を一にしている。 |
| ○ |
3兆円の枠組みを埋めるため義務教育費国庫負担も同様の扱いだ。教育の地方分権化の観点を踏まえ、制度の取扱への所見は。 |
| ● |
基本的枠組みは今後も国が対処し、その上で地域特性に応じた教育の展開が望ましいと考え、地方の改革案に沿った国庫負担金改革がなされるべき。(知事)
小規模校やへき地学校の多い本道教育に重大な影響を及ぼすことのないよう制度の根幹尊重を要望しており、今後も教育機会均等と水準維持の確保に努める。(教育長) |
| ○ |
義務教育標準法を根拠に一般財源化されても教育環境は保たれるとの意見があるが、推移によっては法の改廃へと議論が進む懸念がある。財源確保への所見は。 |
| ● |
教育機会均等と水準の維持向上確保に向け、必要な財源確保に全力で取り組む。(知事)
今後も知事部局と十分連携し、学校教育予算の確保に向け全力を尽くす。(教育長) |
| ○ |
障害者自立支援法の体制整備やアスベスト対策、インフルエンザ対策や耐震化問題など、国が各種施策の計画立案・実施や財政負担を、市町村に求めていることが相次いでいる。実情をどう把握し、対応するのか。 |
| ● |
法令等に伴う市町村事務に関し財源措置がなされているか調査、必要に応じ要望しており、今後も市長会や町村会と連携し行財政運営に支障をきたさぬよう働きかける。 |
| ○ |
直轄事業は国の責任において建設整備・維持管理を行なうべきだが、地元負担が求められ内訳も不明確だ。開発局との協議の現状と今後の縮減・廃止の見通しは。 |
| ● |
積算内訳の明示で一定の改善があったが、直轄事業に係る情報提供の一層の充実を求め開発局と協議を進めるとともに、直轄負担金の廃止に向けて粘り強く働きかける。 |
| (5)支庁再編など道出先機関のあり方について |
| ○ |
これまで市町村との意見交換や道民の意見をどう把握し、論点整理に生かしたのか。 |
| ● |
HPや新聞での意見募集、地域意見交換会等での意見や、市町村との議論を踏まえて論点を示したものであり、具体的には更に市町村等と十分意見交換し、検討を進める。 |
| ○ |
論点整理では支庁機能を4部門に集約し、支庁機能と地域行政センターに整理、6つの地域生活圏を基本に広域化とした。役割分担が市町村や道民に与える影響に懸念があるほか、極めて巨大化する道央圏の支庁が機能するのか。 |
| ● |
支庁所在地が変更する地域には地域行政センターの設置でサービス低下しないよう配慮するほか、再編後も効果的・効率的な行政展開ができるよう具体的な支庁機能や体制の検討を行なう。 |
| ○ |
国の新たな基本計画が19年度に始まるが、密接に関わる農業試験場や普及センターの役割・機能充実が求められている。 |
| ● |
国は自給率向上や担い手の重点化、環境と調和した農業の推進に向け施策展開を図っており、専門的試験研究や地域密着の効果的・効率的普及活動、試験研究と普及事業が一体となった技術・経営力向上を支援したい。 |
| ○ |
支庁制度改革は行政制度の根幹を改定するものであり、市町村や道民の十分な理解と協力を得るための慎重な対応が必要だ。 |
| ● |
来年度の早い時期の骨格を示し、新たな制度の全体像を明らかにしたい。検討にあたってはできるだけ機会を捉え、市町村や道民の意見を十分聞きながら取組む。 |
| (6)市町村合併について |
| ○ |
推進審議会での意見の集約状況と、審議内容に対する市町村の意見についての所見は。 |
| ● |
新法の示す期間に対する意見や広域連合の賛否など様々ある。市町村からは人口規模のみならず地理的条件や地域実情への配慮、実例の検証・分析の必要性などのほか、道のリーダシップを求める意見などがあり、これらを踏まえた検討を更に進める。 |
| ○ |
審議会会長は合併に加え広域連携も進めるべきとの考えを明らかにしたが、認識は。 |
| ● |
道はこれまでも二者択一・代替関係ではないとしており、意見は軌を一にしたものと受け止めている。引き続き市町村の体制整備を図る必要性から、合併協議の推進に向けた道の役割を積極的に果たす。 |
| ○ |
町村会がグランドデザイン策定に取り組んでおり、「十勝を一つ」や「釧路管内はできるものから広域連携」などの意向がまとまりつつあるが、構想づくりにどのように取り入れる考えなのか。 |
| ● |
道の目指す構想とは違いがあるが、自ら自治体のあり方を考えようとするものであり、審議会に報告するとともに十分参考にする。 |
| ○ |
合併の推移や支庁再編など、自治の姿を踏まえ事務・権限移譲作業の到達点の認識は。 |
| ● |
市町村が保健・医療・福祉や行政サービスを地域実情に応じて総合的な提供が可能となり、地域のことは地域が決められる地域主権型社会の実現につながると考える。 |
| (7)道州制について |
| ○ |
自民党が検討している「北海道での道州制特区一括法」の内容と、道の関与の仕方は。 |
| ● |
特区を更に推進するための制度的裏付けとなる推進法案を次期国会に提出する方針が盛られたと承知、今後も知事会と連携しながら推進法の実現を強く働きかける。 |
| (8)アスベスト対策について |
| ○ |
知事が年内をめどに作成するとしたアスベスト台帳の進捗状況と調査にあたる市町村への支援の進め方、今後の実態把握の考え方は。 |
| ● |
道有施設は近々調査終了するが、市町村や民間施設調査は遅れており協力要請や聞き取り調査など対応する。調査が終了したものから順次台帳を整備し、対策に取り組む。 |
| ○ |
学校対策は急務だが、市町村立も含めた教育施設の実態と対策について教育長に伺う。 |
| ● |
道有施設全ての調査を終え40施設の一部で使用が確認、応急措置を講じ今後、除去等を行う。市町村立施設はほぼ調査を終え488施設に使用を確認、応急措置のほか除去対策を講じている。 |
| ○ |
問題を放置してきた国に財政措置を求めるのは勿論だが、対応待ちでは対策が進まない。市町村や民間に対する道としての支援策が必要だ。 |
| ● |
国は18年度予算に向けて財政支援措置を検討していると承知、その実現に向け一層強く働きかける。(知事)
国に対し教育施設の除去等工事費用や調査費用について、実施済み分を含めて早急な財政措置を強く要望を重ねており、今後も知事部局と十分連携し対応する。(教育長) |
| ○ |
政府は健康被害対策としての基金枠組みを、国や関連企業のみならず都道府県を巻き込んで構築すると伝えられているが、都道府県負担の妥当性を安易に認めるべきでない。 |
| ● |
国の責任で対処すべきであり、救済措置のための新法とあわせ地方負担を求めないよう要請しており、引き続き強く働きかける。 |
| ○ |
被害者の救済や給付は当然だが、曝露の恐れがある人々の健康診断や治療体制の構築などのしっかりとした対応が必要だ。 |
| ● |
曝露の可能性がある一般住民への生活指導や健康診断受診勧奨、診療体制の確保などに取り組んでおり、国に対しては検診手法や費用の助成、専門医への技術研修実施を引き続き要望する。 |
| ○ |
吹き付け材だけではなく全ての所在の調査や除去・廃棄の総合的対策にどのように取り組むのか、富良野市のノザワ鉱山のズリ対策の進め方は。 |
| ● |
実態調査とあわせ情報公開や関係法令の改正等による規制強化を国に要望するとともに、連携会議を開催し情報の共有化や対応方針を確認した。ノザワ鉱山問題は国の責任による適切な対策・指導を要請している。 |
| (9)医師確保問題について |
| ○ |
道は三医育大学との協議やドクターバンク推進事業等で対応していると承知するが、地域医療に関する住民不安に対しての今後の対応方針は。 |
| ● |
卒後臨床研修の必修化や開業指向、産科・小児科の厳しい勤務環境等から十分な医師確保は難しい状況だが、今後も三医育大学や道医師会等の協力を得ながら、様々な施策の展開で地域医療の充実の努める。 |
| (10)介護保険制度について |
| ○ |
制度改正に伴う負担増に加え、明年度からの税制改正が及ぼす被保険者への影響は。 |
| ● |
年金控除等の最低保障額引き下げや非課税限度額制度の廃止措置が18年度住民税から適用されることから、住民税が非課税から課税となる場合には介護保険料と施設利用料の負担が、より高い段階になる。 |
| ○ |
2年間の激変緩和措置が検討されていると聞くが、道の対応方針は。 |
| ● |
市町村が条例等により実施することから、国の検討状況を見極め市町村に働きかける。 |
| (11)障害者自立支援法について |
| ○ |
通院にかかる医療費負担が5%から10%となるため、通院回数を減らさざるを得ないなどの不安の声がある。 |
| ● |
低所得者に対する軽減措置があることなど、制度改正の内容について十分周知し円滑に実施されるよう対処する。 |
| ○ |
地域共同作業所は自立支援法にどう位置付けられ、その機能はどうなるのか。 |
| ● |
利用者の状態やニーズに応じ生活介護、就労移行支援、就労継続支援の新たな事業体系への移行、もしくは市町村が設置する地域活動支援センターへの移行が想定される。 |
| ○ |
利用者負担が工賃以上となり通えない事態を危惧する。道独自の作業所への支援策は。 |
| ● |
作業所の利用者負担に上限が設定されることや、事業者が社会福祉法人の場合は上限額の半額減免と個別減免もあり食費負担の軽減策もあるなど、過度な負担とならないよう配慮されている。今後も人材育成や法人化への取り組み支援を行なう。 |
| (12)新たな食料・農業・農村基本計画への対応について |
| ○ |
品目横断的経営安定対策の対象は原則10f以上の認定農業者とされたが、対象農業者の見込みは。直接支払い手法とはどのような内容か。 |
| ● |
認定農業者への誘導や複数戸による法人設立、集落営農の組織化を進めており対象者数の見通しは難しい。ゲタ対策は生産実績に基づく支払いと各年の生産量・品質に基づく支払いで、今回は麦、大豆、てん菜、でん粉原料用ばれいしょが対象。 |
| ○ |
大綱に盛り込まれた資源・環境保全対策の、地域共同の資源保全活動や環境保全・持続的農業への生産方式への、支援施策の内容と取り組み方針は。財源は都道府県措置が求められるとされているが、どのように対処するのか。 |
| ● |
地域ぐるみで行なう農地・用水等の保全管理と質的向上を図る共同活動や、化学肥料・農薬の大幅な使用低減等の取組を支援するもの。役割分担については厳しい財政事情を十分考慮するよう引き続き国に求める。 |
| ○ |
米についても生産コストに配慮した経営安定対策が必要と考えるが、知事の認識は。 |
| ● |
新たな対策で、収入算定基礎である基準期間が過去3ヵ年から、5ヵ年のうち最高と最低を除いた3ヵ年平均となるなど、生産者メリットが拡大した。 |
| (13)市場価格が低迷する米対策について |
| ○ |
市場価格・変動に対応すべき「新たな米政策」のセーフティーネットは機能せず、稲作経営を直撃した。いかに米改革政策といえ、多くの道内稲作経営の継続を不可能とし担い手等が展望のもてない対策は政策とはいえないと考えるが認識は。 |
| ● |
稲作所得基盤確保対策や産地づくり対策が、19年以降の米政策において実効性あるものとなるよう努めるとともに、売れる米づくりの取組みを強力に推進する。 |
| ○ |
米市況の適正化には全国的な需給均衡対策の徹底が必要であり、実効性ある需給対策のための積極的な働きかけを行なうべきだ。 |
| ● |
過剰米の市場からの隔離など需給均衡を図ることが最も重要であり、集荷円滑化対策の全国的実施と政府備蓄米の早期買入や市場に配慮した売却を提案してきた。 |
| ○ |
経営所得安定対策の欠陥を指摘したが、18年度までは現行制度で実施される。稲作所得基盤確保対策や共済金の稲作収入への算入などの緊急的制度改善が必要だ。 |
| ● |
16年度産米では不作年が2ヵ年含まれたことで基準収入が低く設定・補填されなかったことから、制度の改善を提案した結果、異常年を除く特例措置が講じられており、17年度産が現状の米価水準で推移した場合は補填される見通し。 |
| (14)米国産牛肉の輸入再開等の問題について |
| ○ |
国民・消費者に不安を残し、安全・安心という食品行政の根幹を揺るがすリスク評価のままで輸入は再開すべきではないと考えるが所見は。 |
| ● |
リスク管理をする国の責任において国民への十分な説明と輸入プログラムの遵守を担保し、国産と同等の安全性を確保することで消費者の理解を得ることが重要。 |
| ○ |
スクリーニング検査の対象が全頭から21ヶ月齢に改正され、また米国は30ヶ月齢まで対象外措置を拡大するよう求めたとされるが、当然認められるものでない。北海道として全頭検査の継続と検査費用の財政措置を確保すべきだ。 |
| ● |
当面、全頭検査を実施、要する経費は引き続き国から補助されるものと承知している。 |
| (15)WTO交渉におけるIQ制度の堅持について |
| ○ |
制度が崩壊した場合、重大な影響が懸念されるコンブについて、交渉の見通しをどう把握し、今後の交渉に向けた国への働きかけをいかに進めるのか。 |
| ● |
交渉において予断を許さない状況となっており、制度が撤廃された場合は大きな影響が懸念されることから、動向の把握と共に制度堅持を機会あるごとに要望している。 |
| (16)循環税について |
| ○ |
税収の活用方法への具体的な考え方と、納税者となる事業者と道民全体の理解をどのように深めていくのか。 |
| ● |
減量化やリサイクルに即効性の高い施設整備への補助や情報ネットワーク整備、リサイクル工場整備や研究開発補助、アドバイザー制度の創設や関連産業進出を促す調査研究開発補助等の施策充実に努め、循環型社会の形成に結び付けたい。 |
| (17)道警不正会計処理問題について |
| ○ |
全容解明を求める道民と運動団体が16万人の署名を集め百条委員会の設置とあわせ、知事の適正な予算監督権の行使を求めたことについての見解は。 |
| ● |
会計担当職員が倶知安署及び函館中央署で横領・詐欺容疑で逮捕されたことは大変遺憾であり、道警からの「損害に関する届出」を踏まえ厳正に対処したい。 |
| ○ |
本事案は単なる個人的問題から発生したものと認識しているのか。内在した組織的・慣習的に行なわれた不正会計処理の延長線上の事件として認識すべきだ。 |
| ● |
個人的な犯罪と道警察から聞いているが、「届け出」を踏まえ必要な対応を検討する。 |
| ○ |
事件が信頼回復への期待を裏切った結果になったことへの認識と背景分析の必要性、内部調査委員会の調査結果との整合性、再発防止等についての公安委員長の見解は。 |
| ● |
管理・監督する立場にある公安委員会として厳粛に受け止めている。組織的・慣行的に行なわれた一連の不適正経理とは異なると認められるが、本事件の全容解明と再発防止、厳正かつ多面的監査の実施等を適切に指導・督励する。 |
| ○ |
内部調査や特別調査の対象になった4費目以外でも公金横領事件が発覚した以上、対象4費目以外についても再調査の指示を出す必要がある。公安委員長の認識と見解は。 |
| ● |
会計事務の内部けん制の徹底による同種事件の再発防止の万全を期すよう指導した。組織的・慣行的とは認められないことから調査指示は考えていないが、確実なチェック・発見できる監査手法の抜本的見直しを指導した。 |
| ○ |
全容解明を求める道民要求が高まりについての公安委員長の認識と今後の対応は。 |
| ● |
この種事案の絶無はもとより、適正かつ効果的予算執行と安全・安心な北海道を実現することに全力を傾け、道民の期待と信頼に応えるよう指導・督励したい。 |
| ○ |
他の警察署等でも運営費作りが行なわれた可能性を否定できないのではないか。道警として公安委員会の指示を待つまでもなく、再調査に着手する必要がある。 |
| ● |
一連の不適正経理とは異なると認識、特別調査にて4科目以外から捻出した事実は把握されなかったところであり、現時点で4科目以外の科目の調査は考えていない。再発防止に向けては公安委員会の指導と財務アドバイザーの助言で防止策を講じる。 |
| ○ |
倶知安署の事件に関わり、4月頃から内偵・内部調査を行なっていたとのことだが、この間、わが会派は私的流用・個人利得の有無を何度も質していたが、一貫して確認できないとの答弁を受けてきた。質疑経過や前任本部長の答弁と、今回の問題の関連性についての説明を含めた本部長の認識と見解を求める。 |
| ● |
特別調査結果での使途不明金の中に私的流用があるのでないかとの質問に対し、個人的な利得の事実は把握されなかった旨の答弁であり、4科目以外で不適正な予算執行に関する質問には、慣行的・組織的な不適正執行が行なわれたという具体的事実を証する情報は承知していない旨の答弁。この度の事件は管理体制の不備をついた個人的犯罪であり、一連の不適正経理とは異なると認識している。 |
<再質問> |
| (1)新行政改革大綱について |
| ○ |
道民や市町村に多大な負担増・我慢を求める新行革大綱に伴う財政効果によって、20年度以降の道財政は展望が切り開けると判断しているのか。 |
| ● |
収支見通しについては様々な変動要因が考えられるが、職員数の適正化や給与の適正化等に伴う財政効果が早急に現れるよう取り組む。 |
| ○ |
聖域を設けずあらゆる分野で選択と集中を行なうのであれば、その選択を道民参加で行なう手法の整備が必要だ。当別ダム評価をめぐり今の評価システムの問題点が明らかになったのだから、事業主体を超える総合的システムの具体的検討をどう進めるのか。 |
| ● |
多目的ダムのように複数の事業主体にて個別に事業評価されていることによる問題点等を踏まえながら、総合的な観点での公共事業評価の充実に向けた研究を行なう。 |
| ○ |
道の進める民間ノウハウの活用とは、経費切りつめのための発想でしかない。公共サービスの低下や労働条件劣化の懸念があるが、客観的な評価をどう行なうのか。 |
| ● |
サービス水準の維持向上に向けて、指定管理者制度が用いている利用者満足度調査の手法や、国の市場化テストのモデル事業や法制化の動きを参考に対応したい。 |
| (2)新年度予算編成について |
| ○ |
加速連携事業として並べたものは、官民共になかなか効果を上げられずにいるものばかり。机上の発想を、民間が担っている現場での実践にどう結びつけるのか。 |
| ● |
道産米の消費拡大に向けたローラーキャラバンや道有林を活用した健康ツーリズム事業の実施にあたっては、市町村や民間、関係団体と一緒に事業の展開方法を工夫するなど、一層政策効果が発揮できるよう努める。 |
| (3)三位一体改革への対応について |
| ○ |
国直轄事業負担金の事務費の内訳も明示されたのか。事業の採択・事業化の課程で事前協議が十分ないまま負担を求められるとも指摘されているが、実態の認識と対処策は。 |
| ● |
今年度から、事務費は人件費とその他経費に区分され明示となった。事業実施にあたっては予算案決定後や実施計画策定後に概要が通知されるが、概算要求に向けた早い段階から十分な情報交換・意見交換が必要と考え、引き続き開発局と協議を進める。 |
| (4)支庁再編など道出先機関のあり方について |
| ○ |
一方的な道の都合の押し付けで、地元との合意・理解を得る作業が欠落している。自治・地方分権のすがたを棚上げしたままで業務・組織の検討となっているが、支庁の将来像について道民や市町村の合意・理解は得られていると考えるのか。 |
| ● |
支庁制度改革プログラムは意見照会や地域意見交換会、パブリックコメントや議会議論を踏まえて策定したものであり、町村会や道民、市町村から様々な意見があり、今後も十分意見を聞きながら取り組む。 |
| (5)市町村合併について |
| ○ |
道は、地域ではなく相変わらず国を向いている。構想策定段階での住民や市町村の意見反映・合意形成の手段をどう講じるのか。 |
| ● |
市町村に対するアンケートや審議会の審議内容に関する意見照会、地域懇談会や地域説明会での意見を踏まえながら構想策定に向けた検討を進めており、こうした手法を用いて意見・意向把握に努める。 |
| ○ |
市町村への事務・権限移譲の協議の現状と、市町村からの逆移譲への認識は。 |
| ● |
81市町村と1広域連合から900を超える要望があり、交付金見込み額や事務の細目を示し、受入体制の確認などの協議をしている。住民に身近なサービスは引き続き市町村が中心となって担うことが望ましいと考える。 |
| ○ |
総務省が全国の市町村へ強制する、人員削減目標等を盛り込んだ「集中改革プラン」策定についての知事の所見と、道内での策定状況は。 |
| ● |
161団体が作業を進めている。市町村を取り巻く行財政環境は極めて厳しい状況から、プラン策定の趣旨を踏まえて、自主的・主体的に行政改革に取り組むことが必要。 |
| (6)アスベスト問題について |
| ○ |
アスベスト台帳の策定メドと、調査の加速化や市町村の調査支援のための庁内体制の強化についての認識は。 |
| ● |
道有施設については年内に作成し、市町村や民間施設は結果が判明したものから順次台帳に登載するなど早期策定をめざす。速やかな実態調査のため、庁内連携を一層図り詳細な把握に最善を尽くす。 |
| ○ |
道が得た情報は、速やかに道民に公開するべきだ。 |
| ● |
市町村や民間施設に係る情報の公開は、基本的には施設管理者が判断すべきだが、多数が利用する施設で、必要がある場合は情報公開を積極的に働きかけたい。 |
| ○ |
旧鉱山には23万トンの鉱さいが堆積されているが、市街地に近接し観光の周遊ルートでもあることから、対策の加速化が必要だ。 |
| ● |
国の指導・監督の下で飛散防止対策が進められており、対策の促進を国に要望する。 |
| (7)道警不正会計処理問題について |
| ○ |
知事は2つの事件を受けても特別監査、確認監査のやり直し、新たな監査について積極的な姿勢を示さない。事件の対象年度に限らず、保管義務付けの10年度以降の需要費、役務費等も、最低限、監査の対象にすべきだ。 |
| ● |
「損害に関する届け出」を受けてから、今後監査委員に要請する監査の結果等を踏まえ、適切に対応する。 |
| ○ |
監察担当でもある公安委員長は、4月に事件発生を把握した以降、どのような指示、指導を行なったのか、この間の議会対応に関する認識と見解は。 |
| ● |
4月時点では詳細が判明していなかったことから、全容解明に向けた調査を指導、以降は厳正な捜査と再発防止対策を指導した。事件は件数や対象業者も多数であることから、一定の期間を要したものであり、隠蔽したり公表を遅らせたものではない。 |
| ○ |
公安委員長は監査方法の抜本的な見直しを指導したと答弁したことから、従来の方法では不正行為や犯罪の早期発見が出来ないことを自ら認めたものだ。過去にさかのぼって徹底的な再調査を指示すべきだ。 |
| ● |
本事件は個人的な動機、背景等に基づき敢行されたものであり現時点で調査指示を出す考えはないが、道警に対し確実にチェック・発見できる監査の実施対策に万全を期すよう指導・督励する。 |