1.知事の政治姿勢について
(1)地域の衰退について |
| ○ |
自身の道政運営下で進んだ、道内人口の急激な減少への所見は。 |
| ● |
地域の活力低下につながる深刻な課題。過疎対策の推進、産業振興、安全・安心の確保に取り組んでいく。 |
| ○ |
道民所得の急激な落ち込みへの認識と対策は。 |
| ● |
公共事業の大幅な減少が大きく影響。民間主導による経済構造の実現に取り組む。 |
| ○ |
「地域経済活性化ビジョン」は、地域住民との一体性が不十分。地域経済活性化への取り組みの自己評価と今後の対応は。 |
| ● |
「付加価値の向上」や「連携・協働による取り組みの強化」により地域活性化の芽が生まれている。 |
| (2)地域医療対策について |
| ○ |
地域医療の現状認識と制度の見直しを含めた今後の取り組みは。 |
| ● |
地域医療再生交付金の活用により、総合内科医の養成、指導医の派遣システムの構築、看護職員の離職防止や再就業の促進に努める。国には、臨床研修制度の見直しや一定期間の地域勤務の義務付けを要望する。 |
| ○ |
自治体病院等広域化・連携構想は、地域医療再生の実効性に向けて再構築すべきだ。 |
| ● |
自治体病院の診療所化や病床数の縮小、救急医療体制に係る市町村の費用負担、医薬品等の共同購入、ITネットワーク化を具体化してきた。 |
| ○ |
新たな地域医療再生計画の策定については、道自らが積極的に地域とともに、各圏域ごとの地域医療のあり方を考え、整備に向けて取り組むべきだ。 |
| ● |
診療機能の強化に向け、圏域ごとの「計画案」を策定していく。 |
2.北海道の自治のすがたについて
(1)支庁制度見直しの現状への所見について |
| ○ |
看板のかけ替え以来、組織の呼び名は以前のままと言われる状況だが、この見直しに対する認識は。 |
| ● |
「行政改革の推進」の三つの改革理念のもとに、将来を見据えた長期的な取り組みと考えている。 |
| (2)地域課題への対応のあり方について |
| ○ |
土現を内部機能化した総合振興局、振興局における事業、施策の取捨選択や、地域政策の立案、実行管理者を担う機能は、どのように整備されているのか。 |
| ● |
「組織編成権等に係る地域裁量枠」の導入、「新たな職員派遣制度」や「地域づくり総合交付金」などの施策を活用し、地域づくりに取り組んでいく。 |
| (3)多様な広域行政について |
| ○ |
北海道の実態に即した広域行政のあり方づくりに、道は積極的に参画すべきだ。 |
| ● |
様々な広域的な連携の手法や効果的に活用し、権限移譲も含めた行財政基盤の強化を図ることが重要。 |
| (4)国との関係について |
| ○ |
道から提案された道州制特区法案の国の受け入れ状況と、受け入れられた提案の道段階での効果は。 |
| ● |
26項目を国に提案し、3項目が道に限って認められ、15項目が全国展開されたことで、地域医療の確保や暮らしの安全・安心の確保につながった。 |
| ○ |
国の事業、出先機関の移管受入の具体化に向けては、道が市町村、経済団体、道民と一緒になって検討した形跡がない。移譲受入に向けた今後の議論の進め方は。 |
| ● |
財源・人員の一体的移譲の確実な制度設計が不可欠。社会資本整備に関しては、地域事情やニーズに応じた対応が必要と主張してきた。 |
3.財政運営について
(1)国の予算について |
| ○ |
年度末までに予算関連法案が成立しなければ、様々な分野での行政執行に深刻な影響が生じる。予算案及び関連法案の成立に向け、地方側として働きかけるべきだ。 |
| ● |
関連法案が年度末までに成立しなければ、道民生活や経済活動に大きな影響が出る。国会審議において支障が出ないように対応してほしい。 |
| (2)地方交付税について |
| ○ |
23年度の地方交付税及び臨時財政対策債の措置状況についての所見は。 |
| ● |
道税収入が地方財政計画の伸び率を下回り、一般財源総額も前年度を下回る見込となっていることから、財政の健全化を着実に推進していく必要がある。 |
| ○ |
地方交付税確保の観点から、国勢調査の速報結果をどう受け止めているのか。また、今後の地方交付税の見直し論議の中で、北海道の地域特性をどう主張していくのか。 |
| ● |
人口減に伴う激変緩和措置の適用とともに、広域かつ都市が分散しているなどの地域特性を踏まえた、面積的要素に関する算定の充実などを、国に働きかけていく。 |
| (3)道税見通しについて |
| ○ |
個人道民税、地方消費税の減収は、道民の暮らしの厳しさによるもの。22年度の税収の持ち直し、23年度の税収見積もりへの所見と、税収確保への方策は。 |
| ● |
22年度最終予算額は、5,029億円と見込んでおり、23年度道税全体では、4,919億円を計上。道税収入は安定的な自主財源であり、今後も徴収強化に努める。 |
| (4)道債について |
| ○ |
財政運営の責任者として、6兆円の道債残高すら視野に入る多額の道債を抱える状況についての所見は。 |
| ● |
道債償還費の増大は、道財政の収支不足の大きな要因。新規道債の計画的な発行の抑制と、国に対しては、地方財政全体の財源不足への抜本的な対応を求める。 |
| (5)一括交付金について |
| ○ |
地域の自主裁量が拡大される一括交付金の趣旨にもかかわらず、当初予算案には知事の主体性が見えないが。 |
| ● |
「社会資本整備総合交付金」の実施計画を着実に推進するとの観点に立ち措置した。 |
| ○ |
今後の一括交付金の対象事業の選定や額配分は、どのように決定していくのか。 |
| ● |
地域の意向を踏まえ取り組んでいく。 |
4.当面する道政課題について
(1)雇用対策について |
| ○ |
22年度推進計画では、介護、医療などの人手不足分野への対応が盛り込まれた上で、組まれた2万8,500人の目標の達成の見通しは。 |
| ● |
雇用関連交付金の効果的な活用、新規学卒者の就職対策の強化、ジョブサロン北海道の設置による再就職支援、再就職の促進をはかるための職業訓練に努めてきた。 |
| ○ |
「地域雇用おこし戦略会議」の取り組みを強化すべきだ。 |
| ● |
創業や新事業展開の取り組みへの支援を積み重ねることが、雇用情勢の改善につながることから、この会議を十分に活用していく。 |
| ○ |
雇用のミスマッチ解消の改善のために、道の積極的な政策誘導策が講じられるべきだ。 |
| ● |
厳しい雇用情勢に対応するためには、あらゆる施策を活用することが重要。 |
| ○ |
公契約で働く人達の適正な賃金水準や労働条件を定める公契約条例を制定すべきだ。 |
| ● |
平成18年に、条例は制定しないとの結論を出した。受注者に対する文書による要請や、入札制度の見直し、労働法令の周知啓発によって、労働条件確保のため取り組む。 |
| (2)フード・コンプレックス構想について |
| ○ |
実効性ある推進策、支援策をどう進めていくのか。 |
| ● |
「総合特別区域法案」を踏まえ、研究開発機能のネットワーク化、必要な規制の特例措置の提案内容の検討を行い、実現に向けた取り組みを積極的に推進していく。 |
| (3)エゾシカ対策について |
| ○ |
安平町で林業作業員が被弾し、死亡する事件が起きた。安全策を講じなければ、今後の駆除・捕獲への障害にもなっていく。 |
| ● |
緊急措置として、安全確認の徹底を文書で通知するとともに、猟友会、市町村、警察署との合同パトロールを実施している。 |
| ○ |
シカ肉の消費拡大や道外への売込みをどう進めるのか。 |
| ● |
毎月第4火曜日を「シカの日」と定め、また、「北海道どさんこプラザ」での販売や、道産品取引商談会への参加、新商品開発に取り組んでいる。 |
| (4)鳥インフルエンザについて |
| ○ |
養鶏場での発生に備えた、早期通報、検査などの体制整備の状況は。 |
| ● |
14の家畜保健衛生所に防疫資材を備蓄、4ヶ所に検査機器を設置し、初動防疫体制を整備。感染拡大を受け、2月に「高病原性鳥インフルエンザ警戒本部」を設置した。 |
| (5)HACについて |
| ○ |
HACの新経営体制移行の枠組みがやっと整ったことへの所見は。 |
| ● |
道内航空ネットワークの中核を担う航空会社として、今後とも存続させる必要があり、安全運航を堅持し、安定的な事業運営を行うことに努めていく。 |
| ○ |
新会社において筆頭株主となる道として、経営体制をどう構想しているのか。 |
| ● |
企業経営や航空事業、航空機の運航・整備等に精通している人材の参画が必要だ。 |
| ○ |
HACに対して、なぜ道が直接、機材の取得経費を貸し付けることになったのか。 |
| ● |
離島振興、道民生活や地域間交流への貢献や観光への振興等を総合的に勘案した。 |
| ○ |
HACに対する今後の経営支援の考え方は。 |
| ● |
丘珠空港への移転や、新体制移行に係る経費に対する支援によって、安定的な事業運営が図られると考えている。 |
| (6)新幹線について |
| ○ |
新幹線の新函館開業において、依然として方向性が定まっていないJR江差線の並行在来線協議の状況や今後の見通しは。 |
| ● |
三セク鉄道あるいはバスの運行について、協議・検討を進めており、23年度末を目途に方向性を決定する。 |
| ○ |
JR北海道の、知事からのJR江差線の経営存続要請には応じられないとの姿勢に対する見解と、今後の新幹線建設への影響の認識は。 |
| ● |
JR北海道に対して、同線経営分離の再考を要請している。今後もJR北海道や函館市と協議を重ね、課題解決に向け全力で取り組む。 |
| (7)北方領土問題について |
| ○ |
ロシア側の一連の対応への見解と、ビザなし交流の今後の進め方への考え方は。 |
| ● |
一連の行動や発言は大変遺憾。ビザなし交流は、これまでの事業内容を検証し、効果的な事業の進め方について、国や実施団体と協議していく。 |
5.教育課題について
(1)教職員の勤務状況について |
| ○ |
精神疾患を理由とする休職者が多い状況についての所見は。 |
| ● |
規則改正で、病気休暇の期間が従来の1年間から90日への変更が大きな理由。 |
| ○ |
精神疾患による休職者が増え続ける原因への見解は。 |
| ● |
業務の負担感、生徒指導上の問題、職場での人間関係、保護者への対応、家庭問題などの要因が考えられ、メンタルヘルス対策に一層取り組む必要がある。 |
| ○ |
精神疾患増加の対策のため、現場実態を的確に把握、反映させる抜本的対策が必要だ。 |
| ● |
メンタルヘルス計画の見直しや、セミナーの開催、予防や対処方法を啓発したリーフレットの配布など、予防に重点を置いた取り組みを推進していく。 |
| (2)学力向上について |
| ○ |
時間外勤務の縮減、研修時間の確保、授業準備時間の確保など、学力向上に向けた教育環境の整備こそが必要だ。 |
| ● |
多忙化をできる限り解消し、教員がゆとりを持ち、子どもと向き合う時間を拡充することが大切。時間外勤務縮減に向けた実効性ある取り組みを積極的に進めていく。 |
| ○ |
国の35人学級開始に伴い道の独自措置を継続しながら、さらに対象を広げるべきだ。 |
| ● |
引き続き、国の加配定数を活用し、少人数学級を継続していく。 |
| ○ |
学校現場では、児童生徒や地域の実態に即しながら、児童生徒が意欲的に取り組めるような学力向上策が必要だ。 |
| ● |
巡回指導教員活用事業の拡充、理解度に応じた学習活動への支援、指導主事による家庭訪問などに、積極的に取り組んでいく。 |
| ○ |
学力調査は、札幌市の抽出方式の対応によって、全数調査の意義が崩れている。全国的な調査参加の状況と今後の見通しは。 |
| ● |
希望利用方式について、全ての市町村教育委員会の参加を期待する。 |
| ○ |
半ば参加を強制する全数調査方式には、疑問の声も出ている。地域や学校現場の声をどう把握しているのか。 |
| ● |
学力向上のためには、教育に携わる人たちと課題を共有し、連携・協力が必要。 |
| (3)私立高校生への就学支援について |
| ○ |
私立高校では在学期間3年間、36ヶ月を超えた者には就学支援金が支給されない。学ぶ権利の保障の観点から、公私を問わず授業料に相当する費用は支給されるべきだ。 |
| ● |
公私ともに授業料の実質無償化が図られるよう、就学支援金の充実について、国に要望してきた。 |
<再質問>
1.地域の衰退について
(1)人口減少について |
| ○ |
極めて他人事、不誠実な答弁。人口減少の原因は、道が適切な対策を打てなかったことではないのか。 |
| ● |
幅広い分野での取り組みに全力を傾ける。 |
| (2)道民所得減少について |
| ○ |
道内の経済構造を、公共事業依存、中央依存の構造から転換することを前面に掲げての道政運営をしたはずなのに、道民所得の落ち込みは止まらないではないか。 |
| ● |
成長市場への参入促進を図り、民間主導の経済構造実現に向けた取り組みを加速する。 |
| (3)地域経済活性化について |
| ○ |
地域経済が縮小し、所得が落ち込み、人口減少が止まらないという実態を踏まえて、これまで道が進めてきた取り組みの自己評価は。 |
| ● |
食の総合産業化への気運の高まり、外国人観光客の増加、自動車産業への参入拡大などに成果が出ている。 |
2.地域医療対策について
(1)自治体病院等広域化・連携構想について |
| ○ |
地域での検討に、支庁や保健所を責任ある立場で参画させ、医師確保や経費確保のための支援を具体化させていくべきだ。 |
| ● |
本庁や振興局、保健所関係職員が参画し、検討協議がスピード感をもって進展するよう努力する。 |
| (2)新たな地域医療再生計画について |
| ○ |
計画策定の進め方と策定時期は。 |
| ● |
6つの三次医療圏ごとの「計画案」を取りまとめ、5月中旬までに国に提出したい。 |
3.北海道の自治のすがたについて
(1)地域行政について |
| ○ |
地域づくり検討会議などの組織を、単なる意見を聞くだけの場にしてはならない。こうした場での地域からの意見の道の政策形成、行政執行の反映状況は。 |
| ● |
食クラスター展開、道産農産物の消費拡大、総合内科医の養成等を施策や予算に反映。23年度は、基盤整備事業での農家負担軽減、ニシン資源増大に向けた調査等の地域からの提案に対応していく。 |
| ○ |
地域づくり総合交付金について、知事が言う「地域の実情やニーズに即した効果的な支援」のために、金額の拡充や運用手法の見直しにどう対処するのか。 |
| ● |
地域に根ざした新たな取り組みの芽が育ってきており、地域の特性や優位性を活かした新たな取り組みを、地域と一体となって支援することが大切。 |
| (2)国との関係 |
| ○ |
「必要な制度設計をしっかり主張」していくに際しての、道内、道庁内での論議をどう進めていくのか。 |
| ● |
国のアクションプラン推進委員会の動向を注視し、庁内議論を深めていく。 |
4.財政運営について
(1)道債について |
| ○ |
任期中において、結果的に道債が大きく増加したではないか。 |
| ● |
「新たな行財政改革の取組み」に即した道債残高は縮減しており、今後も新規道債の計画的な発行抑制をしていく。 |
| (2)一括交付金について |
| ○ |
今後の事業選定や額配分の決定手法のあり方をどうするつもりか。 |
| ● |
地域の意向を十分に踏まえ、必要な事業を円滑に実施していく。 |
5.雇用対策について
(1)雇用の創出について |
| ○ |
補正予算では、緊急雇用創出基金やふるさと再生基金の事業費が減額補正されているが、これらの事業が継続的な雇用創出に、どうつながっていくのか。 |
| ● |
雇用効果の高い事業実行に向けて、切れ目のない雇用・就業機会の創出に取り組む。 |
| (2)雇用の質向上について |
| ○ |
水産加工や農業の生産現場では、労働力を外国人研修生に頼る状況であるし、道に関る事業でも、最低賃金に到達していればいいと言ったレベルの認識ではないか。 |
| ● |
労働者の雇用条件や待遇の向上により、職場環境の整備が重要。 |
6.HACについて
(1)経営体制について |
| ○ |
新たな経営体制構築への時期的な見通しは。 |
| ● |
主な出資予定者と調整中。 |
| (2)今後の経営支援について |
| ○ |
支援措置は今回限りと解釈してよいのか。 |
| ● |
支援によって安定的な事業運営が図られる。 |
7.教育課題について
(1)教職員の精神疾患への対策について |
| ○ |
教育現場での業務多忙化や、生徒指導、保護者対応の困難化などの原因を取り除かなければ、抜本的な解決は進まない。 |
| ● |
事務処理の効率化や時間外勤務の縮減に向けた取り組み、また生徒指導や保護者対応への支援にも努めており、引き続き、心の健康相談室の周知徹底を図る。 |
| (2)学力向上について |
| ○ |
学校現場では、管理強化が進み、学力という物差しばかりが優先され、事務作業量も増え続けている。加えて、力量を高めるための研修も制約され硬直化が進んでいる。 |
| ● |
外部の人材の有効活用など、地域ぐるみで学校を支える体制づくりの推進や、時間外勤務縮減に向けた取り組みを進めていく。 |
| ○ |
学力向上に向けては、学校が児童生徒の実態に基づいた教育計画を立案し、教育を実践する体制作りこそが大切だ。 |
| ● |
学校改善プランのもと明確な目標を定め、学力向上に向け意欲的に取り組むことができるよう、学校の声を把握し、課題に応じた具体的な支援に努める。 |
| ○ |
学力調査について、全数調査にこだわり続ける教育長の判断が理解しかねる。希望参加を市町村教委に押し付けることの意義は、どこにあるのか。 |
| ● |
調査は、他との比較において、学力の状況や課題について把握し、改善に役立てることができることから有意義なものである。 |
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