| 1 支庁制度改革、地域行政に臨む知事の基本姿勢について |
| ○ |
支庁制度改革について、地方自治の根幹である市町村、地域との対等の基本を忘れ、一方的に地域への痛みの転嫁を推し進めようとしている。地域の意向に背を向ける提案に踏み切ったことを反省すべき。 |
| ● |
道民、市町村、各種団体と意見交換を重ねてきた。厳しい意見に対しては素直に反省すべき点もある。今後も話し合いを重ね、理解と協力を得られるよう努める。 |
2 支庁設置条例改正案について
(1)地方分権について
|
| ○ |
支庁制度改革は、道州制、基礎自治体強化、地方分権改革推進委員会での協議などとの整合性がない。 |
| ● |
新しい支庁が、市町村や地域住民と一体となって、地域の課題に即応した政策を推進する体制を整えることを最も重要な視点としている。 |
| ○ |
支庁は、基礎自治体強化までの過渡的機構としての位置づけとされてきたが、依然として、道から市町村への事務権限移譲は遅々として進んでいない実態にある。 |
| ● |
道州制特区の活用による移譲推進のための制度改革、重点的に推進する事務権限の選定、ノウハウを有する道職員の派遣、市町村職員の受け入れ等で推進を図る。 |
| (2)地域振興について |
| ○ |
今後の分権改革の中で想定される、道と市町村の間での水平補完、垂直補完への支庁機能の位置づけの明示が必要。 |
| ● |
支庁が担っている市町村を補完する機能は、市町村合併の推進や、事務権限の市町村への移譲の進展に伴い、徐々に縮小していくが、市町村体制が充実強化されるまではサポートしていく。 |
| ○ |
新総合計画では、具体的な地域振興策が提示されておらず、策定作業が続く中での支庁縮減は納得しがたい。 |
| ● |
地域政策を効果的に展開していくためにも、支援制度の見直し、新たな財政支援制度など、推進体制として支庁の組織体制を整備したい。 |
| ○ |
地域特性を配慮しない横並びでの支庁機能の縮小は理屈に合わない。地域特性に合わせた再編成が優先課題ではないか。 |
| ● |
産業振興の実現にあたっては、総合振興局長が振興局長と協議し、市町村の意見を受け止め、地域課題に的確に対応できるよう検討する。 |
| ○ |
地域課題に即して、重点的な特化を図るべき。 |
| ● |
支庁の組織体制は、地域課題を踏まえた組織体制にすることが大切。本庁との役割分担も含め、効果的・効率的な組織体制を検討。 |
| (3)改革の手法について |
| ○ |
支庁制度改革について、なぜ今なのか。 |
| ● |
厳しい道財政の下、支庁は簡素で効率的組織への改革が求められている。新総合計画に沿って、広域的観点から効率的な地域政策展開のためにも、早期に改革の第一歩を踏み出す必要がある。 |
| ○ |
市町村こぞっての反対は極めて異例の事態。地域との協議の状況を、知事はどう認識しているのか。 |
| ● |
道と市町村が、信頼関係のもとで連携協力して効果的な施策を推進していくことが重要。道内地方4団体、市町村と意見交換を行い、改革への理解に努める。 |
| ○ |
庁内での議論経過が見えない。庁内体制も未整備な状態。庁内議論の整合性を図り、地域との協議をやり直すべき。 |
| ● |
「仮称・支庁制度改革推進本部」を立ち上げ、全庁一体となった取り組みを進める。 |
| ○ |
市町村との関係が亀裂したままでは道行政は進まない。地域や道民との協議のルール、日程、具体的な内容・制度設計を再構築しながら進め直すべき。 |
| ● |
自治のあり方、地域振興方策等について率直に話し合う場を設け十分協議していく。 |
3 道の財政運営、行財政改革について
(1)道財政について |
| ○ |
道民税や法人事業税等、道税収入の確保対策はどうする。 |
| ● |
平成17年度以降、「道税確保特別対策本部」を設置。平成20年度以降も対策本部を設置し、道税収入の確保を図る。 |
| ○ |
地方消費税、軽油引取税は、石油高騰による影響で減収の危惧があるが、その見込みと対応は。 |
| ● |
道税収入の当初予算額は6,080億円を計上。石油価格高騰による影響も否めないが、予算額の確保に向けて徴収強化に努める。 |
| (2)道路特定財源・暫定税率について |
| ○ |
暫定税率の再議決は、価格高騰の影響緩和のチャンスを逃がしたとは考えないか。 |
| ● |
暫定税率の失効は、国や地方公共団体の行財政運営に支障が生じ、道民生活や地域経済にも多大な影響が懸念された。暫定税率の復活はやむ得ない。 |
| ○ |
道路特定財源の一般財源化については、お年寄りや子ども、障がいを持った社会的弱者に振り向けるべきだ。 |
| ● |
道路は、道民生活や産業を支える社会基盤であることから、整備や維持管理は重要な課題。一般財源化は、使途が自由になる反面、地方財政への影響が懸念される。 |
| ○ |
10年間の「道路整備の中期計画」は5年間に短縮されたが、現計画にあげたものは、全て建設していく考えなのか。 |
| ● |
必要な道路整備が可能となる施策が盛り込まれるよう、国に働きかけていく。 |
| (3)地方分権改革推進委員会勧告について |
| ○ |
地方分権改革推進委員会の第一次勧告で、国道、河川の整備・管理権限は、都道府県内完結との基準が採用された。道への移譲対象の見通し、対処は。 |
| ● |
財源の移譲とセットで議論されることはもとより、北海道開発の経緯を踏まえ、本道の事情が十分に反映されるよう国と協議していく。 |
| ○ |
二重行政解消への知事の見解は。 |
| ● |
道州制に向けて、国からの権限移譲を進めるにあたっては、業務の二重性の解消は重要な視点。地方主権型社会にふさわしい効果的・効率的行政運用に取り組む。 |
| (4)道立試験研究機関について |
| ○ |
道立試験研究機関の見直しは、「研究が着実に成果をあげ、道民の財産となっていくとの観点で取り組むべき」との道議会附帯意見が基本に置かれるべき。今後の検討についての所見は。 |
| ● |
複雑化・多様化する道民ニーズに、迅速・的確に対応した研究の展開、成果の着実な還元、道内産業への技術支援の充実などを図ることができるよう、具体的な仕組みづくりを行なっていく。 |
4 当面する道政課題について
(1)地域医療の確保について |
| ○ |
公的病院の再編については、自治体財政健全化法をにらんで、市町村は病院経営の見直しが迫られているが、道は地元任せとしている。国のガイドラインと道の再編構想の整合性についての認識は。 |
| ● |
地域の検討会議等において、道の構想と国のガイドラインを踏まえ、その整合性を図りながら、十分に協議されることが必要。道としては、地域医療のあり方等に関して助言するなど、積極的に取り組んでいく。 |
| ○ |
公的病院再編は地域合意が前提。医療確保への地域との協働の対処策への所見は。 |
| ● |
医療提供体制確保のため、施設整備や医療機器などへの支援、医師派遣、研修会への経費助成など、補助制度の活用に加え3医育大学の協力を得て、地域医療、医師確保対策に取り組む。 |
| ○ |
後期高齢者医療制度は、お年寄りに与えた不信・不安、市町村現場での混乱などから、制度の廃止、抜本的改正に取り組むべきと考えるが。 |
| ● |
高齢者が安心して医療を受けられるよう、医療制度が将来にわたって、安定して運営されることが大切。新たな措置による財政負担が、地方に転嫁されないよう、必要に応じて国に要望していく。 |
| (2)サミットに向けた課題について |
| ○ |
グローバリズム進展による、北海道、道民の未来に及ぼす影響についての認識は。 |
| ● |
グローバル化はWTO農業交渉、EPA交渉に大きな懸念材料になる一方、食や観光などのビジネス展開、経済交流、外国人との交流機会の拡大が期待される。サミットを契機に、北海道の魅力を内外に発信し、活性化に努める。 |
| ○ |
NGOサミットへの対応について。 |
| ● |
対話を継続し、関係市町村及び関係機関と連携を図り対応していく。 |
| ○ |
食料自給率が低下する一方、多くの休耕地を抱え、大量の食料を輸入している状況は、フードマイレージの観点からも問題。コメの減反政策、生産調整政策の見直し議論への所見は。 |
| ● |
米価格の安定や水田農業経営の持続的な発展を図るためには、米の生産調整が実効性あるものとして機能し、適正な需給環境が形成されることが重要。その上で、水田を有効に活用しながら、わが国の食料自給率の向上に寄与していくことが必要。 |
| ○ |
バイオエタノールについての見解は。 |
| ● |
北海道がわが国の食料自給率向上に寄与することを基本に、様々な可能性を有するバイオエタノール生産に向けた取り組みを進める。 |
| ○ |
先に公表した「北海道環境宣言」の一人30本植樹など内容の実効性を、どう担保していくのか、道民や企業の参加意欲をどう導き出そうとしているのか。 |
| ● |
市町村、経済団体、NPO、植樹イベント関係者に、パンフレット配布や説明等で周知。小中学生対象の環境教育事業での普及や、環境行動診断システムの活用、クールビズ、ウォームビズ等のキャンペーン実施に取り組み、宣言の実効性を高める。 |
| (3)アイヌ民族を先住民族とする国会決議について |
| ○ |
「新たな法制化」を国に求めることへの知事の決意は。また審議機関へのアイヌ民族の参加を求めるべきだ。 |
| ● |
アイヌの人たちの社会的・経済的向上と民族の誇りが尊重される社会の実現に向け、国に働きかけていく。 |
| ○ |
国会決議を踏まえ「新たな法制化」、「新たな施策」を国に求めていくべき。 |
| ● |
北海道ウタリ協会などとも連携し、要望が実現されるよう、機会をとらえ積極的に働きかけていく。 |
| (4)雇用について |
| ○ |
道内雇用者の4割が非正規労働者であることへの認識は。 |
| ● |
基本的には安定した雇用形態が望ましく、非正規労働者にあっても、働き方に見合った均衡ある処遇がなされることが必要。 |
| ○ |
非正規・不安定雇用を減らしていくためにどう対応していく。 |
| ● |
経済団体への新規学卒者求人要請の際に、正社員としての雇用を働きかけている。また「改正パートタイム労働法」施行に伴い、事業者対象に説明会を開催している。 |
| ○ |
労働者派遣法の改正に際し、雇用劣化の要因にもなっている、短期間派遣契約及び日雇い派遣禁止が求められていると考えるが。 |
| ● |
派遣労働者の雇用安定や、安心して働ける環境の整備が図られることは重要であり、今後の国の議論を注視していく。 |
| ○ |
最低賃金は、全国平均で時給1,000円程度を目指すべきと考えるが、20年度改訂に向けた所見は。 |
| ● |
経済的に困難な状況にある勤労者の底上げを図るべく、最低賃金制度がセーフティネットとして機能を果たすべきと考える。中央最低賃金審議会や北海道最低賃金審議会の審議状況を注視していく。 |
| ○ |
地域別の格差を解消するためには、「全国一律最低賃金」制度の確立が必要だ。 |
| ● |
改訂最低賃金法は、地域における労働者の生計費及び賃金や企業の支払能力を考慮して決定されたものだ。 |
| ○ |
季節労働者対策について、地域協議会の取り組みの現状把握と課題、未実施地域での協議会立ち上げと組織体制の再構築、今後の機能強化についての所見は。 |
| ● |
19年度における取り組み事例などに関する情報の共有化、協議会における季節労働者の参加を促すための普及啓発活動の強化、事業に参加していない市町村への働きかけの継続などで、実効があがるよう努める。 |
| ○ |
20年度事業の取り組みについて、実効性のある通年雇用化の促進、公共事業冬期施工増大に関する国への対応、道としての対応は。 |
| ● |
国の予算が十分に活用されていないことを踏まえ、各協議会に対し事業拡充を促しながら、事業の実効があがるよう努める。雇用確保策として、冬期増嵩経費措置事業を実施し、工事の平準化対策の促進についても国に要望する。 |
| ○ |
林野庁による、森林組合の経費借入利子の全額負担、市町村への新たな公金制度の設置は、森林関連分野の雇用拡大につながると考えるが。 |
| ● |
森林整備事業は、雇用対策としても有効であり、国の新たな対策の活用を図り、森林整備の事業量の確保、新規参入に必要な技能講習の周知、就業希望者に対する実地研修などに取り組み、雇用拡大に努める。 |
| (5)医療福祉をめぐる不祥事について |
| ○ |
聴覚障害偽装等、事案の続発を受けて認定・審査に関わるシステムの見直しについて、どう取り組んでいるのか。 |
| ● |
身体障害者手帳事務取扱要領を改正し、文書化や情報の共有化など対策を講じた。また政令市や中核市との連携強化を目的に連絡会議を設置。制度の信頼を維持するために、不正な事案には厳正に対処し、再発防止に万全を期す。 |
| (6)プルサーマル発電について |
| ○ |
安全性の担保、根拠を何に求めるのか、疑問がある中で、地元説明会が進んでいる。廃棄物処理や安全性担保の説明が不十分。知事の基本認識は。 |
| ● |
北電と締結している安全協定の趣旨に沿って、総合的観点から適切に判断する。 |
| ○ |
安全安心、環境への影響などは住民、道民の大きな関心事であり、合意を得るための、今後の検討の進め方は。 |
| ● |
安全性確保を最優先として、有識者会議での中間的なとりまとめをを行なった後は、公開シンポジュウムなどを開催、積極的に情報公開を行い透明性の確保に努める。 |
| ○ |
大間原発の地理的特性、同原発でのフルMOX発電への認識は。 |
| ● |
フルMOX発電は、経済性についても実用炉として十分な見通しを有すると評価されている。大間原発について、函館市は防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲に含める必要はないと承知している。 |
5 教育課題について
(1)高校配置見直しについて |
| ○ |
機械的な公立高校学級削減案は、地方小規模校にとっては、今後の統廃合加速を懸念させる厳しい内容。「高校適正配置」への教育長の基本的認識は。 |
| ● |
教育水準の維持向上と教育の機会均等を図る観点から、地域の実情を考慮しながら、新しいタイプの高校づくりや再編整備など、適正な高校配置を進めていく。 |
| ○ |
高校の配置は、生徒の学習権が保障される観点から検討されるべき。 |
| ● |
本年度から、遠距離通学等となった生徒のため、新たに通学費等の補助制度を創設、貸付限度額の引き上げ等の奨学金制度充実を図り、修学機会の確保に努める。 |
| ○ |
一度に大きな学級の削減は、高校への存廃の危機、地域や進路指導の混乱を招く。激変緩和措置的な手法を取り入れ、影響を極力抑えるべき。 |
| ● |
常に3年先の配置計画を策定し、早い段階から進路選択に資するよう努めてきた。今回の計画案では、こうした考え方に基づき、平成21年度から23年度までの新しいタイプの高校の設置、定員調整、高校再編案を示した。 |
| ○ |
石狩1学区制など、学区の広域化は、都市部への生徒の集中、特定高校への集中化、受験競争激化を招き、高校の序列化、教育の地域格差を招く要因になると考えるが。 |
| ● |
学力単一という尺度ではなく、生徒自らの興味・関心、進路希望に応じ、多様な学校選択が可能になるよう、特色ある学校づくりを進めてきたほか、推薦入学制度の改善など、学校裁量を拡大してきた。 |
| ○ |
高校の存廃は、地域の存亡、地域格差問題とも深く関わる。道の財政都合だけで判断するのではなく、地域の意見を十分に斟酌し検討されるべきだ。 |
| ● |
地域の意見を参考に、地域実情などにも配慮し高校配置計画案を示したが、さらに意見・要望を聞き成案を得ていく。 |
| ○ |
高校がなくなる地域の生徒を対象に、通学費や下宿代の補助を制度化したが、利用時の所得制限等の条件が厳しいなどの声がある。条件見直しも含めた対応すべき。 |
| ● |
初めて導入した制度であることから、新たな課題が生じることも想定される。事業の実施状況や制度内容について検証し、必要な検討を行っていく。 |
| (2)学校教職員の勤務実態について |
| ○ |
教職員の長欠、休職状況を見ると、精神疾患の割合も増加している。こうした状況に対する認識は。 |
| ● |
精神性疾患は年々増加しており、教職員の心の健康を保持する観点から、大変憂慮すべき状況。精神科医による心の健康相談の機会拡充を図るなど取り組んでいる。 |
| ○ |
学校という職場の特質から、時間外勤務の実態は、道教委の調査以上の実態にある。時間外勤務を減らすために、どのような取り組みを行なってきたのか。 |
| ● |
「時間外勤務・業務の縮減等に向けての指針」に基づき「時間外縮減推進委員会」を設置。本年4月には、時間外勤務の縮減に向けた取り組み状況について、情報提供をするとともに、「時間外勤務等縮減強調週間」及び定時退勤日の設定を通知するなど、時間外勤務の縮減に向けた取り組んでいる。 |
| ○ |
時間外勤務の拡大に歯止めをかけてきたのは職員組合との協定ではないか。協定を破棄した場合に、今後の教職員の時間外勤務について、どう扱うのか。 |
| ● |
時間外勤務については、給与等に関する特別措置法や、道条例、関係通達に基づいて適切に取り扱っていく。 |
<再質問> |
1 支庁制度改革について
(1)地域への対応のあり方について |
| ○ |
地域とのあつれきを生じさせ、混乱を引き起こしていることへの責任への所見は。 |
| ● |
様々な厳しい意見があることは、率直に反省しなければならない。今後も地方4団体、市町村、道民と話し合いを重ねる。 |
| (2)地方分権との関係について |
| ○ |
今回の道の対応は、今後の道政運営、地域行政に、大変な禍根を残し障害をつくってしまった。地域との強調をどう修復していくのか。 |
| ● |
地域振興は、相互信頼関係のもと、連携協力して取り組むことが重要。意見交換、対話を大切にし、今後も改革への理解をいただけるよう努力する。 |
| ○ |
総合振興局と振興局に区別した理由は。 |
| ● |
新しい支庁の所管区域は、6連携地域を基本として検討。道央と道北は区域が広大などから3つの総合振興局を置いた。また、住民サービス低下を招かないよう、5つの振興局を置く。 |
| (3)地域振興との関係について |
| ○ |
地域活性化に果たす道の役割をどう認識しているのか。 |
| ● |
地域実情に応じ地域づくりや産業振興策を支援する意欲的な人材を配置、地域課題解決の重点プロジェクトを市町村や地域と一体となって、推進する体制を整える。 |
| ○ |
新総合計画では、地域での政策展開が明らかでない。支庁見直しが先行することと、地域政策の整合性を、どうつけるのか。 |
| ● |
新しい支庁は、政策展開方針の推進を新たに担うこととしており、総合計画に沿った効果的な地域政策を展開するためには、早期に支庁の組織体制の整備が必要。 |
| ○ |
医療や教育など、地域で暮らし続ける基盤が揺らいでいる。道が責任ある立場で、リーダシップを持って取り組むべきなのに、支庁制度見直しばかりを急ぐことが地域の大きな混乱を招いている。 |
| ● |
「地域づくり連携会議」を立ち上げ、地域の課題やニーズに地域と一緒に対応し、道庁全体で施策や予算への反映に取り組むために本支庁を通じ体制を整備する。 |
| (4)改革の手法について |
| ○ |
地域とのあつれきを起こしながら提案時期は、なぜ今なのか。 |
| ● |
危機的な財政状況の下、改革の第一歩を踏み出さなければ、道財政が立ち行かなくなることから、今定例会に条例案を提案した。 |
| ○ |
急ぐことの本質は何なのか、何が変わるのかが見えない。見直しによって生じる地域の疲弊など、悪影響に対する説明責任を果たすべきだ。 |
| ● |
振興局所在において生ずる影響については、十分に認識している。住民の安全・安心の確保、住民サービスの低下を招かないよう、振興局にその機能を確保する。支庁体制の下で、活力ある地域づくりを市町村・住民と一体となって進めていく。 |
| ○ |
条例案が出されながら、全庁あげての取り組みになっていない。これから設置される庁内組織は、何を目的にして、何をしようとする組織なのか。 |
| ● |
地域の意向を反映した具体的な組織体制の検討、移行にあたっての周知を図るとともに、改革に伴う様々な課題について全庁一体となって取り組みを進める。 |
| ○ |
地方4団体や地域との協議をやり直すべきだ。 |
| ● |
支庁制度改革の第一歩を今、踏み出す必要がある。今後の改革の進め方や具体的な組織の検討、権限移譲、地域政策の推進などについて、率直に話し合う場を設け、改革への理解をいただけるよう最大限努力する。 |
2 道路特定財源・暫定税率について
(1)石油高騰について |
| ○ |
中小企業や各種業種への対応、省エネ・新エネ等の構造転換対策、諸物価の監視強化など、一層のきめ細かく配慮の行き届いた対策を講じることが必要だ。 |
| ● |
原油や原材料価格高騰による影響緩和に向けて、国への要望など最大限努力する。 |
| ○ |
今年度の福祉灯油への対応への所見は。 |
| ● |
灯油価格動向、国の原油価格高騰対策の動向を注視、市町村意向も把握し対応する。 |
| (2)道路特定財源の一般財源化について |
| ○ |
一般財源化は、社会・経済的にも北海道が大きく構造転換する絶好の機会となり、道としての独自性を内外に発信するチャンスになり得ると考えるが。 |
| ● |
一般財源化は、地域にとって使途の自由度が増す反面、地方財政全体への影響や、道路整備等に必要な財源の確保といった重要な課題がある。 |
3 地方分権改革推進委員会勧告について |
| ○ |
第二次勧告に向けて、北海道としての制度設計、それを実現するための戦略を、庁内全体、地域ぐるみで策定、発信していく必要があると考えるが。 |
| ● |
第二次分権改革に的確に対応するために、庁内に「第二次地方分権改革推進本部」を立ち上げ、市町村の意見も伺い、積極的に提言していく。 |
4 道立試験研究機関について |
| ○ |
試験研究機関の見直しにあたって、地域との協議をどう進めていくのか。 |
| ● |
役割や機能を十分に発揮するためには、地域との連携が重要。関係団体や市町村の意見を伺いながら、具体的な仕組みをつくっていく。 |
5 地域医療の確保について
(1)公的病院再編について |
| ○ |
議論の緒に着いたばかりの広域・連携構想と公立病院改革プランの双方が整合性のある地域医療確保をどうするのか。 |
| ● |
地域の主体性を尊重、医師や看護師の確保対策、広域的な運営に伴う費用負担、救急搬送体制等、広域化・連携に向けた課題解決に積極的な役割を果たす。 |
| (2)後期高齢者医療制度について |
| ○ |
様々な制度矛盾が露呈し、与党からも問題点の抜本的な改善の声が出ている。つぎはぎして制度を存続させるのではなく、新制度に作り替えていくべきだ。 |
| ● |
急速に増加する高齢者の生命と健康の保持のための医療制度が、将来にわたって安定して運営されていくことが大切だ。 |
6 サミットに関わる課題について |
| ○ |
国内食料生産を担うべき北海道の知事としての、減反政策見直しへの認識は。 |
| ● |
国際的な食料需給がひっ迫し、穀物価格が高騰している中で、水田を有効に活用し、自給率を高めることが、これまで以上に重要。国内最大の食料供給地である北海道が、役割を十分に果たすことができるよう力を尽くす。 |
7 アイヌ民族に関する国会決議について |
| ○ |
国会決議を受けて、北海道知事として、国を動かすために、何をどう発信するつもりなのか。審議機関へのアイヌ民族の意思反映の方法を、どうするつもりなのか。 |
| ● |
有識者による懇談会では、アイヌの人たちの意見や要望を、直接述べる機会が十分に確保されるべき。 |
8 雇用について |
| ○ |
北海道における雇用条件の実態をどう認識し、改善にどう取り組むのか。 |
| ● |
雇用の受け皿づくりに努めるとともに、国と連携し、関係法令はもとより、正社員に転換する奨励金、各種支援制度の普及啓発に積極的に取り組み、労働者が安心して働ける環境づくりに努める。 |
9 プルサーマル発電について
(1)議論への姿勢について |
| ○ |
結論を出す期日ありきではなく、徹底した安全性議論、住民の合意に基づく十分な時間をかけて取り組むべきだ。 |
| ● |
有識者検討会議や住民の意見を聞く会を開催、安全性を基本としながら慎重に検討している。中間的な取りまとめを行なった後、開かれた場で、安全性などについて慎重に検討を行い、地元の意向も十分に踏まえ、総合的な観点から適切に判断する。 |
| (2)大間原発について |
| ○ |
函館は国の示した防災範囲に入らないとの答弁だったが、不安を抱く道民に対して配慮が足りない。防災上の観点も含め、大間原発に対する所見は。 |
| ● |
函館市の意向を聞いた上で、異常時における連絡体制など必要な対策について検討し、国、青森県、事業者に働きかけ、適切に対応したい。 |
10 教育課題について
(1)学校教職員の勤務実態について |
| ○ |
時間外勤務について、道教委と教職員団体との調査では実態に大きく違いがある。「時間外勤務・業務の縮減等に向けての指針」の実効について検証する必要がある。 |
| ● |
時間外縮減推進委員会を設置し、調査の実施結果を取りまとめ、市町村教育委員会に情報提供するなど、実情に応じた取り組みを促している。引き続き、指針の実効性を高めていく。 |
| ○ |
教職員の健康管理は、勤務時間管理が適切になされることが重要。校長の勤務時間管理の意識についての認識、校長に対する道教委の指示の状況への認識は。 |
| ● |
校長会の会議や市町村の教育長会議などを通じて、時間外勤務の縮減に向け、取り組みを進めるよう指導する。 |
| ○ |
関係条例の改定、46協定の全廃など、歯止めとなってきたものがなくなれば、時間外勤務の増加が懸念される。時間外勤務の実効性ある削減についての所見は。 |
| ● |
時間外勤務の縮減を図るためには、管理職員による職場環境づくりが大切。学校の実情に応じた取り組みを進めていく。 |
<再々質問> |
1 支庁制度改革について
(1)地域との協調について |
| ○ |
地方分権の基本ルール、手順を理解しないままで進めたことが、今の混乱につながっている。地域や道民との間にもたらされた深い亀裂の修復をどうするのか。 |
| ● |
今後も様々な機会を活用して、市町村との意見交換、対話を大切にしながら、道と市町村が連携協力して改革を進めていくようにしたい。 |
| (2)地域振興との関係について |
| ○ |
答弁の「地域づくり連携会議」に相当するものは既にある。地域課題解決のための優先順位を質問したのだ。 |
| ● |
広域的観点にたって、地域政策を展開する上でも、業務の集約化、本庁から支庁への権限移譲の推進、組織横断的な4部門体制への再編による企画機能の充実など、支庁体制の整備に取り組む必要がある。 |
| (3)改革の手法について |
| ○ |
行財政改革が振興局5エリアで、集中的に先行実施されることに地域は異議を申し立てており、痛みを先行して、集中的に受け止めよということを承服していないのだ。地域で生じる悪影響の説明責任をどう果たすのか。 |
| ● |
行財政改革については、振興局地域で集中的に職員を削減するのではなく、本庁・総合振興局でもスリム化を図り、知事部局全体で改革を進めていく。 |
| ○ |
庁内、支庁及び出先機関の意見取りまとめが、なぜ先に行なわれなかったのか。新たな本部の設置目的、実際の業務について説明してほしい。 |
| ● |
新たな支庁における地域特有の課題に応じた組織体制の検討、本庁から支庁への権限委譲の推進など、全庁一体となった取り組みとなるよう、体制整備を図る。 |
| ○ |
地域との協議を、ていねいにやり直すべきと考えるが。 |
| ● |
地方4団体に、率直に話し合う場の設置を提案、改革に反映し取り組みを進める。 |
2 福祉灯油について |
| ○ |
その後も止まらない石油価格高騰によって、福祉灯油制度は維持しきれないとの悲鳴があがっている。地域と協働して、制度の抜本見直しの検討に早急に入るべき。 |
| ● |
市町村の意向を調査し、国の原油価格高騰対策の動向などを踏まえ、国への要望など適切に対応する。 |
3 地域医療の確保について |
| ○ |
地域センター病院を担う公立病院の財政を、所在自治体だけに負わせないために、周辺自治体への働きかけを早急に行なうべき。 |
| ● |
道として地域の検討会議に参画し、地域の主体性を尊重しつつ、広域的な運営に伴う費用負担など、具体的な課題の解決に向けて積極的な役割を果たし、地域医療の確保に最大限努力する。 |
4 アイヌ民族に関する国会決議について |
| ○ |
北海道ウタリ協会は、審議会への当事者参加を強く求めている。知事は国に対して、審議会への当事者参加を強力に求めるべきである。 |
| ● |
懇談会においては、アイヌの人たちの意見や要望を、直接述べる機会が確保されることが必要。ウタリ協会の意見を聞きながら適切に対処していく。 |
5 プルサーマル発電について
(1)安全性の確保について |
| ○ |
科学技術的な研究者を中心とする「有識者検討会議」の議論からすれば、「分かりやすさ」は簡単ではない。「分かりやすさ」を、どう担保するのか。 |
| ● |
住民の目線に立った議論ができるよう、消費生活や環境関係の専門家をメンバーとして選定した。 |
| (2)大間原発について |
| ○ |
函館市の意思を青森県や国に伝え、それを実現していくのが道の役割。様々な課題に、どう取り組もうとするのか。 |
| ● |
函館市の実情や意向を聞き、必要な対策について、国や青森県、事業者に働きかける。 |
<指摘> |
1 支庁制度改革について |
| ○ |
市町村は財政をはじめとする様々な課題に直面している。知事が推進しようとする支庁制度改革が本当に道民のためになるものなのか。立ち止まり、4団体や地域、道民とともに、最初からのスタートラインに立つべきだ。 |
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