| ● |
医育大学の地域枠や奨励金制度の創設、自治体病院の広域化等について年度内に方向性を得、来年度から具体的取組を進めるほか、公的病院への財政措置の充実や診療報酬の適切な見直しを国に要望する。 |
| ○ |
スタート間もない障害者自立支援法は、相変わらず多くの課題が指摘されているが、知事は就労支援強化のみを語り、負担軽減のための独自支援措置を否定している。負担軽減のための支援こそ急務だ。 |
| ● |
障がい者が地域生活を営む上で所得確保は重要と考え、国に対し利用者負担に対する一層の配慮を要望するとともに、就労支援を積極的に推進する。 |
| ○ |
地域支援センターの設置時期や事業内容、必要なサービス体制の整備状況をどう把握しているのか。地域間格差を生じさせないための対処方針は。 |
| ● |
大部分の市町村は今年度中に事業を実施する見込みだが、利用希望者が少ないこと等から、まだめどが立たないとの回答もある。センターの広域的利用や小規模センターの設置等、地域実情に応じた事業が実施できるよう適切な助言を行なう。 |
| (14)情報公開のあり方について |
| ○ |
指定管理者選定に関する委員会の議事内容を録音したテープの消去・廃棄が明らかになった。会議録作成のためのテープは公文書ではなく情報公開の対象ではないとの内部通達を根拠としたが、情報公開の精神に照らし、内部通達の是正を図るべきだ。 |
| ● |
最高裁判所にて会議テープも開示対象と判断されたが、会議録が作成されていない段階の取扱いであり、直ちに通達を改正する必要はないと考える。 |
| (15)千歳への戦闘機移転訓練について |
| ○ |
沖縄の負担軽減・痛みの分かち合いであったはずのものが、全国の沖縄化というべき危険の分散・移転に変質している。明確な受入拒否を表明すべきだ。 |
| ● |
これまでの経過や千歳・苫小牧両市長の思いから、受入はやむを得ないと考える。地元の意向を国に要請するために、道としての役割を果たしたい。 |
| (16)教育課題について |
| ○ |
市教委及び空知教育局、道教委の、滝川市における自殺事件への対応が極めて不適切だったことが明らかになった。何が問題であったのか、どのように受け止めているのか。 |
| ● |
市教委がいじめと判断するまで時間が要したのは、児童の気持ちになって考えるという基本的な配慮に欠けていたと聞くが、道教委として、より積極的な対応をすべきであった。今後は報告体制やチェック体制を再確認するとともに、一層敏感に職務に当たるほか、市町村教委に対し迅速かつ的確な指導・助言を行なうなど、全力で取組む。 |
| ○ |
いじめを苦にした自殺が全国に相次いでいる事態をどう受け止め、当面対処するのか。 |
| ● |
学校現場のみならず家庭や地域社会でも、心のサインを敏感に受け止め、早期に対応することが重要。関係機関相互の連携を一層密にし、いじめ問題の防止に取組む。(知事) |
| ● |
いじめは絶対に許さないとの共通認識の下、学校・教育委員会と家庭・地域、関係機関等が緊密に連携し対処しなければならないと考える。道教委は継続的にフォローする体制づくりや各校配布のチェックリストの有効活用に努めるほか、対応マニュアルの作成・配布などで、相談体制の充実に努める。(教育長) |
| ○ |
全国で高校の履修漏れが確認され、本道でも47校7642人に上ることが明らかになったが、教育課程に基づいて授業を受けた生徒は釈然としない思いに違いない。知識偏重の学力観や入試のあり方、指導要領体制の問題が浮き彫りになったが、根本的に改善しない限り問題の解決はないと考えるが、教育長の見解は。 |
| ● |
学習指導要領の、調和の取れた育成と、能力を十分伸ばす教育展開を目指すとする基本的な考えは今後も継承するべきと考える。今回の件は大学入試制度とのかかわりも背景の一つと考えるが、現在、国において学習指導要領の見直しが行なわれており、今後の動向を注視する。 |
| ○ |
3間口以下は統廃合の対象とする、新たな高等教育に関する指針を適用すると、教育を受ける権利を阻害し、教育格差を拡大するものだ。3定で教育長は、改めて地域の意見を聞き計画案を取りまとめると答弁したが、具体的な計画案づくりの状況は。 |
| ● |
19会場にて意見を聞いており、地元で進学したい子の選択肢を減らすなとする意見の一方、適正な規模での教育が必要との意見もあった。今後も年内をめどに順次開催し、意見をまとめるとともに、全道規模の教育関係者との意見交換等も踏まえ、具体的な高校配置計画案の策定に取組む。 |
<再質問> |
| (1)再選出馬表明について |
| ○ |
105の公約は達成できると言ってるのだから、再選出馬表明に当たっては新たな政策を道民に示すべきではないか。知事は自助・共助は言っても公助を決して言わないが、頑張っても報われない人や弱者・弱い地域をどう支えていくのか。 |
| ● |
めざす北海道の姿や政策は今後示したい。本道が自立的・持続的に発展するためには官民の協働はもとより、道民の能力を結集し協働による取組みが不可欠と考えており、社会全体で支えあいながら暮らせる北海道づくりを進めたい。 |
| ○ |
業界や業界団体からは、節度やけじめを持って支援を受けるとの答弁だが、他県では選挙に絡んで不祥事が続出している。知事の支援者には業界・団体が見え隠れしている。 |
| ● |
道民の誤解を招くことのないよう、公明と公正を旨に適切に対応したい。 |
| (2)経済・雇用施策の評価について |
| ○ |
記者会見で現在の有効求人倍率0.58をバブル期のと比較して、そんなに悪くないと述べたが見識を疑わざるを得ない。その真意は何か。 |
| ● |
人手不足と言われたバブル期ですら0.7倍に届いていないということであり、これは公的需要への依存度が高い北海道の産業経済構造に起因するもの。バランスの取れた産業構造へ転換することが重要との認識を示した。 |
| (3)頑張る交付税について |
| ○ |
知事はこれまで交付税の有する財源保障機能や財源調整機能の堅持が必要だと答弁しているが、頑張るという観点を交付税の中に取り入れる発想についての見解は。 |
| ● |
知恵と工夫にあふれた地方を実現するとの考えは重要と考えるが、地方交付税改革に当たっては財源保障機能や調整機能が損なわれるようなことがあってはならない。 |
| (4)道州制について |
| ○ |
道州制特区推進法で第2第3の提案を行なうという制度化がされると言うが、実現する担保はないのではないか。 |
| ● |
新たな提案は道議会の議決を経てするものであり、北海道知事が参与の身分で参画し、国と同じテーブルで議論するという新たな仕組みを活用して、道の考えを主張する。 |
| ○ |
TMで1名推薦したことを当然のことのように答弁したが、地方公聴会と異なり、TMとはそのようなものではない。 |
| ● |
発言者を事前に決めるやり方は、今一度、検討・見直しを行なう必要があると考える。 |
| ○ |
発言者の選定基準は。国は推薦基準を示したのか。道は基準を作成しているのか。 |
| ● |
国から推薦基準は示されていない。道も基準を作成しておらず、テーマを踏まえ地域活動等で活躍している人を、本人の了解のもと推薦した。 |
| ○ |
道外では大都市での開催だが、道内は稚内市のみだ。道州制TMは北海道にとって大きな関わりのあるものであり、人口集積地での開催も働きかけをすべきではなかったのか。 |
| ● |
TMは様々な政策テーマを国民と広く意見交換を行なうために開催されるのもであり、稚内での開催もこのような観点で国において選定されたものと考える。 |
| (5)夕張市・産炭地域問題について |
| ○ |
知事が主導して提出した誓約書は、夕張以外の4市1町に対しても道が助言し、各市町は道の助言を踏まえ行財政改革への一層の取組みを進めるという表現。地方自治の本旨に反するものだ。なぜこのような文書を国に提出したのか、知事の真意は。 |
| ● |
道と5市1町がそれぞれ自らの決意を明らかにする必要があるとの考えで、報告した。 |
| ○ |
更に問題なのは、新たに追加財政支援等を国に求めないとしたことだ。釧路産炭地域にも適用されるが、事前に各自治体への説明・了解を取り付けた形跡がない。 |
| ● |
国への文書提出後に、関係する市や町に経過等を報告し、理解を得た。 |
| ○ |
国に対し求めないと約束した以上、道の責任で基金の取り崩し以降の産炭地域対策を行なうのは当然と考えるが見解は。 |
| ● |
旧基金の集中的・効果的活用で、産炭地域振興の仕上げとなるよう努力するとともに、地域の特性を活かした地域振興策を検討し、必要に応じ国に要望するなど、自立に向け努力する。 |
| (6)雇用対策について |
| ○ |
ジョブカフェ事業を継続するとの答弁だが、具体性がない。予算規模・事業内容は。 |
| ● |
カウンセリング・セミナーやネットワーク機能の維持を基本に、他県の取組みも参考にして、具体的な事業内容等について検討を進める。 |
| ○ |
季節労働者の特例一時金の見直しやむなしとの答弁は、怒りを禁じえない。知事は削減の影響をどう捉えているのか。道の責任で影響を回避する具体的政策を持っての答弁なのか。その政策はどのようなものなのか、明確な答弁を求める。 |
| ● |
冬季増嵩経費措置事業や機動職業訓練等に取組むとともに、国が示した季節労働者対策の活用に努め、関係機関との連携のもと通年雇用の促進に全力で取り込む。 |
| ○ |
通年雇用促進支援事業は来年度早々、道の財政支援等を固めなければならない。道独自の短期就労事業も関係団体からも求められているが、どのように取組むのか。この事業に組み込まれない季節労働者に対する支援はどうするのか。 |
| ● |
国の通年雇用促進事業と道の対策の連携を十分図りながら、実効が上がるよう積極的に取組む。通年雇用に至らない季節労働者についても、きめ細かい就労支援に努める。 |
| (7)一次産業対策について |
| ○ |
日豪FTAは本道存続の危機とも言うべき非常事態であるのに、知事は国の動向を注視するという全く人ごとのようだ。農産物の関税総額と都道府県別分配実績を明らかにするとともに、北海道の影響額をどう補填するのか具体的戦略を明らかにせよ。 |
| ● |
農産物課税総額は現時点で明らかでないが、今は本道主要品目の関税撤廃阻止に全力を尽くすことが重要であり、今後も関係団体と一体になって国に強く働きかける。 |
| ○ |
農地・水・環境保全対策で、地域の不安・不満の原因である財源確保について、国へ財源措置を要望するとの答弁だ。道としての財源措置の姿勢を明らかにすべきだ。 |
| ● |
国に十分な地方財政措置を要望しており、その動向を見ながら適切に対処したい。 |
| (8)医療・福祉対策について |
| ○ |
○地域医療瓦解の危機であり、身近で適切な医療を受けることが一層困難になることが明白である以上、直近の取組みを具体化する必要がある。 |
| ● |
これまでも地域の医師確保に向け、様々な取組みを行なってきている。国に対しては引き続き、診療報酬の適切な見直し等について強く要望する。 |
| ○ |
障がい者が自己負担に苦しみ、福祉関係者も対応に苦慮している現実は、理念と実態が大きく乖離していることを露呈している。にもかかわらず知事が制度の欠陥を認めないのは全く理解できない。就労支援の充実を訴えるだけではなく、多くの都府県、政令市が工夫して取組んでいるように、道も独自の負担軽減策を実行すべきだ。 |
| ● |
制度の一層の充実が必要と考えており、引き続き必要な意見や要望を国に伝える。 |
<再々質問>
|
| (1)季節労働者対策について |
| ○ |
特例一時金制度が残ったから良いと言わんばかりの答弁だ。生活や地域経済をぎりぎりで支える50日確保を示すべきであり、そうでないのならば季節労働者や地域への打撃をどう克服するのかを早急に明らかにすべき。 |
| ● |
給付水準が見直されたものの、一定の理解が得られたと受け止めている。国の通年雇用促進事業と道対策の連携を十分図り、実効が上がるよう積極的に取組む。通年雇用に至らない季節労働者についても、地域実情を踏まえたきめ細かい就労支援に努める。 |
| (2)日豪FTA交渉について |
| ○ |
この問題は、経産省と農水省の力関係でもある。経産省出身の知事として、しっかり道民世論を喚起する必要があるがどう取組むのか。 |
| ● |
影響は甚大であり、本道農業の主要品目の関税撤廃阻止に全力を尽くすことが重要。今後も道内経済団体や消費者団体等と一体となって、国に強く働きかける。 |
<指摘> |
| (1)地方財政問題について |
| ○ |
新型交付税だけでも不利な条件克服をどう認めさせるかで地方は四苦八苦している中で、「頑張る」という言葉で国が一方的に自治体を差別化しようということは、分権の本旨にも交付税の本旨にも反するものだ。上下主従の関係を打破するために、道は国と対峙していくべきだ。 |
| (2)地方分権について |
| ○ |
知事の進める支庁制度改革に自民党会派から異論が出たと報じられたが、道民への説明を怠り、地域意向を受け止めずに進めるから、こういうことが起きるのだ。市町村合併も道州制も同様、わが会派が指摘を重ねているよう、道民との協働・道民意向の把握をしっかり行なうべきだ。 |
| (3)夕張市・産炭地域問題について |
| ○ |
夕張市は予想を上回るスピードで地域崩壊が進行していると言わざるを得ない。再生は市当局の努力のみでできないし、現行法の範疇でも不可能だ。道の責任で、具体的な支援を早急に実施すべきだ。 |
| ○ |
旧基金に対する誓約書問題は、盛り込まれた精神を問うたのだ。政権交代時の急激な動きは、道や5市1町の自発的なものではないはずで、釧路地域への対応が事後了解であったことが証明している。ここにも地域を大事にしない知事の姿勢が端的に現れている。地域の維持・振興を市町村や住民と一緒に取組むべきだ。 |
| (4)医療・福祉対策について |
| ○ |
子育て支援を公約にしていた知事が、道立中央乳児院の民間移譲を進めるとの答弁繰り返しだ。乳児院は道内2ヶ所しかなく、民間ノウハウが形成されているとは言えない施設であり、財政面から強行する姿勢は認めがたい。 |
| ○ |
地域医療、障害者自立支援法への対応も国に対する要望で終始している。道民の実態を正しく国に伝えるのは勿論、国の枠組みでカバーしきれない道民や地域への対応を、道としてしっかり行なうべきだ。 |
| (5)いじめ問題について |
| ○ |
知事が発したメッセージは「相談する勇気と生き抜く力を持って」というもの。誰にも相談できず、生き抜いていく力が持てないからこそ助けを求めてきた子どもに対し、他人事・心がこもっていないとの声が上がっている。知事は、頑張る人・地域を応援すると言うが、頑張りたくても頑張れない人達に手当てを講じるのが政治の役割だ。カウンセラー等専門家や教員の大幅な増員、学級定員の引き下げ等、本気で取組むべきだ。 |
UP |
保村啓二(網走支庁)
|
| (1)農政改革の評価について |
| ○ |
道内の農家戸数・就業者数は減少が続き、作付延べ面積と粗生産額は微減傾向で推移し、農畜産物価格は下落が続いている一方で、農業資材価格や主な工種の事業単価は上昇傾向にあり、農業・農村の構造や経済環境を示す指標は悪化傾向にある。知事はこのことをどう受け止めているのか。 |
| ● |
5ヵ年の推移で耕地面積は4ha拡大し20haと大規模化が進展し、農業生産法人が500増え2300となるなど、大規模で専業的農家が育成され、農業産出額も1兆円台で推移している。また多様な農業が展開されており、地域経済を支える重要な役割を果たしている。 |
| ○ |
道はこれまで農業負担の軽減を図りながら、農業農村整備事業の計画的な推進いわば投資型であったが、このことに対する認識は。 |
| ● |
ウルグアイ・ラウンド合意以降、体質の強い本道農業を確立するため整備事業の推進に努めており、労働時間の減少や農産物の安定生産、新規作物の導入や担い手への農地利用集積が図られ、本道農業の発展に大きく寄与したと認識。土地基盤の整備や農村環境の整備が今後とも重要。 |
| ○ |
品目横断的経営安定化対策は、明らかに失敗。豪州とのFTA交渉でも明らかになりつつある北海道の影響は、2万1千戸の離農と1兆3千億円の経済損失であり、拓銀の破綻を上回る経済的打撃だ。本格的な農政改革の完成をめざすべきと考えるが見解は。 |
| ● |
品目横断的経営安定化対策は、農業の構造改革の加速化とともにWTOにおける国際規律の強化にも対応する施策であり、的確な取組みを進め体質の強い農業経営を育成することが重要。3期振興推進計画に基づく多様な農業の展開やブランド化に努め、持続的な発展をめざし全力で取組む。 |
| ○ |
害虫ジャガイモシストの発生地域は拡大の一途であり、止まる兆しが見えない。発生面積と種子馬鈴薯生産面積、生産農家の推移・検査落ち面積の現状は。現行法では発生圃場での種子生産は半永久的に禁止され、適切な種子供給ができなくなる可能性があるが、更新用種子の弾力的運用や諸外国の対応を参考にした法運用の改正を行なうべきと考えるが所見は。 |
| ● |
発生面積は17年度で500ha、種子馬鈴薯は1500戸・5500haの作付けのうち不合格が46haでほとんどがジャガイモシストセンチュウの発生が原因。更新用種子の弾力的対応等は難しいと考えており、今後も蔓延防止対策に積極的に取組む。 |
| (2)知床の自然環境保全について |
| ○ |
世界自然遺産に登録され1年が経過し観光客等の増加の動きも出てきた。知事の感想と今後の課題、対応等について所見は。 |
| ● |
来訪者が増え、周辺地域振興にも大きく寄与している。地元での寄付条例の制定や民間基金の設立、企業等の寄付を活用した生態調査や環境整備など、官民一体の取組みが展開しており喜ばしい。今後も自然の厳格な保全と適正な利用を図りながら広域的振興を図ることが重要であり、知床ルールの確立など保全・利用対策の推進に努める。 |
| ○ |
IUCNから勧告のあった海域管理計画策定への基礎調査状況と、地元関係団体との調整状況は。 |
| ● |
海洋環境調査や生息状況調査等を基礎資料として海域ワーキングにて検討しており、結果を踏まえ漁業者団体等との合意のもとに計画の策定を進める。 |
| ○ |
国は知床半島エゾシカ保護管理計画を策定し19年度から取組むとしているが、どのような対策を講じようとしているのか。道としての対応は。 |
| ● |
対象地域を4地区に区分し、植生の防御や個体数調整を組み合わせて被害を回避する対策を実施する。道は国の計画を地域計画として位置づけ、今後も国や地元との連携を一層強め、エゾシカ対策に積極的に取組む。 |